過疎ビジネス (集英社新書)

コンサル栄えて、国滅ぶ――。 福島県のある町で、「企業版ふるさと納税」を財源に不可解な事業が始まろうとしていた。 著者の取材から浮かび上がったのは、過疎にあえぐ小さな自治体に近づき公金を食い物にする「過疎ビジネス」と、地域の重要施策を企業に丸投げし、問題が発生すると責任逃れに終始する「限界役場」の実態だった。 福島県国見町、宮城県亘理町、北海道むかわ町などへの取材をもとに、著者は「地方創生」の現実を突きつけていく。 本書は「新聞労連ジャーナリズム大賞」受賞の河北新報の調査報道をもとに、さらなる追加取材によって新たに構成した一冊。 ◆目次◆ 第1章 疑惑の救急車 第2章 集中報道の舞台裏 第3章 録音データの衝撃 第4章 創生しない地方 第5章 雑魚と呼ばれた議員たち 第6章 官民連携の落とし穴 第7章 自治の行方 ◆著者略歴◆ 横山 勲(よこやま つとむ) 河北新報編集部記者。1988年青森県出身。河北新報社入社後、報道部、盛岡総局、福島総局を経て現職。 執筆に加わった連載「止まった刻 検証・大川小事故」は2018年度新聞協会賞受賞。 取材班として携わった連載「原発漂流」を含む特