取締役になるとき いちばん最初に読む本<改訂2版>
経営に携わる「取締役」には、従業員とは異なる取扱いがたくさんありますが、特に大きく違うのは、取締役には、会社に損害を与えず、会社のために忠実に業務を遂行しなければならない義務があり、損害を与えた場合には賠償責任があるということです。したがって、取締役に就任するときは、会社法など法律上の任務、役割から責任、権限までしっかりと身につけておく必要があります。 本書は、取締役になるにあたって十分な知識もない人向けに、基本的な法律・実務知識から知らなかったために思わぬ責任を取らされないための実用・応用知識まで、これだけは知っておきたいポイントをやさしく解説した本。取締役になる前に絶対に読んでおきたい1冊です。 取締役にとって最も重要な法律である会社法が、株主総会の運営および取締役の職務の執行の一層の適正化等を図ることを目的として改正され、令和3年3月1日以降、順次施行されています。そこで、これらの改正を反映して本書の内容を全面的に見直し、<改訂2版>として発刊することとしました。