「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫)

五歳の子どもに、三十歳のビジネスマンのような生き方はできない。 しかし「五歳児の大人」は、何の責任も負うことなくチヤホヤされていたいと 願いながらも、「大人として」生きなければならないのだ。大人になりきれない人にとって、 自信もなく、人を許せず、軽蔑を恐れながら過ごす日常は辛い。それに振り回される まわりの人もまた、辛いはずだ。 本書は、大人のフリに疲れた人の困った言動とその原因を分析し、今より心豊かに、 人に優しく、満足感をもって生きるための方法を、自身も「五歳児の大人だった」 という著者が説き明かす。彼らを上司や同僚、家族や友人に持ってしまった人たちにも 役立つ心理学。 「最近の日本の親は五歳児の大人が多い」「五歳児の大人を救う3つの条件」 「幼稚さを認める勇気を持とう」など、現代社会の問題点や問題解決のための 具体的アドバイスを満載した人生論。 『「五歳児の大人」とそのまわりの人のための心理学』を改題。