英単語の世界 - 多義語と意味変化から見る (中公新書)

内容紹介 1500年前、ローマ帝国の辺地ブリテン島で生まれた英語は、大英帝国の母語として隆盛を極めるまでの間に、世界中の言語から数多くの語彙を吸収してきた。 その間にも英単語は、時代の影響を受けながら新しい意味を獲得し、新しい文化・技術などに対応していく。こうした意味変化や多義化は、元の語彙からの連想や関係性から生まれたものである。 そこに隠された法則を探り、英単語のもつ豊かな世界をのぞいてみよう。 内容(「BOOK」データベースより) 英語は世界中の言語から多くの語彙を吸収し、既存の英単語も新しい意味を獲得してきた。boot(長靴)に「コンピュータの起動」の意味が生じ、固定して動かない状態を指したfastが「速い」を意味するようになるなど、一見理解しがたい変化もある。しかし、こうした変化は、ランダムにおこったのではなく、何らかの連想関係が存在するのだ。英単語の多様な意味をつなぐものとは何か。その秘密に迫る。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 寺澤/盾 1959(昭和34)年東京都生まれ。82年、東京大学文学部英語英米文学科卒業。84年、同大学院人文科学研究科英語英