資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか (ちくま新書 1740)
ヴォルフガング・シュトレーク、コーネル・ウェスト他各界絶賛。 「共喰い資本主義」の実態を暴く世界的話題作! 各紙が注目 □朝日新聞「高谷幸の新書速報」(2023.8.26) □東京新聞夕刊「大波小波」(2023.9.12) なぜ経済が発展しても私たちは豊かになれないのか。それは、資本主義が私たちの生活や自然といった存立基盤を餌に成長する巨大なシステムだからである。資本主義そのものが問題である以上、「グリーン資本主義」や、表面的な格差是正などは目くらましにすぎず、根本的な解決策にはなりえない。破局から逃れる道はただ一つ、資本主義自体を拒絶することなのだ――。世界的政治学者が「共喰い資本主義」の実態を暴く話題作。 「資本主義社会の本質を理解するための第一級の文献」 ――白井聡氏(本書解説) 【目次】 序 章 共喰い資本主義――私たちはもう終わりなのか 第1章 雑食――なぜ資本主義の概念を拡張する必要があるのか 第2章 飽くなき食欲――なぜ資本主義は構造的に人種差別的なのか 第3章 ケアの大喰らい――なぜ社会的再生産は資本主義の危機の主戦場なのか 第4章 ?み込まれた自然――生態学