この青春にはウラがある (電撃文庫)

高嶺の花は、努力とウソで出来ている―― 友達は多いが親友はいない。運動も勉強もそこそこ――自称「ウラオモテの無い高校生」こと俺・花城夏彦は、憧れの生徒会長・八重樫さんがノーパンかもしれないことに気付いたせいで生徒会室に連行されてしまう 体育会のエース・一ノ瀬ひより、天才肌の年上副会長・紫藤アリス、寡黙な秀才・双葉椿姫……。そこで俺は、華々しき青春を謳歌する鳳明高校生徒会の《ウラ》を目の当たりにする。 「卒業まであと8ヶ月、花城君にもお手伝いをしてもらいます」 「えぇ じゃあやっぱりアレ、穿いてなかったんですか」 成績、友人関係、世間体――すべては「完璧な高校生活」のため。輝かしい青春のウラ側で自分らしさを殺してきた彼女たちの生徒会活動に巻き込まれることになり 誰もが羨む楽しげな青春のウラには努力とウソが隠されているのかもしれない――。 完璧()な彼女たちと過ごすタネも仕掛けもある学園ラブコメ、開幕