使ってはいけない言葉
出版社からのコメント あの人の人生がつまらないのは、キヨシローを知らないからだ。 「不世出のバンドマン・忌野清志郎を初めて知る人でも手に取りやすい、キヨシローの定番書を作らなきゃ 」 と、ある日の明け方、半分寝ぼけた状態で突然思いつき、謎の使命感にかられて作った本です。 日本における「ロックバンド」の定型(フォーマット)をゼロから作ったのが、RCサクセションというバンドであり、そのフロントマンだった忌野清志郎さん(以下、キヨシロー)です。そんなキヨシローさんは2009年になくなってしまいましたが、いまだに世の中がざわついたときには「いまキヨシローが生きていたら、どうしただろう……」と、みんなが心の中で思い浮かべる存在。ボブ・マーリーやフェラ・クティがそうであるように、(キヨシローさんが好きだった)岡本太郎さんやピカソがそうであるように、キヨシローさんの言葉は未来永劫残り続ける、というか残さなきゃいけない。 そう思って声を掛けたところ、キヨシローさんとは若い頃からの旧知の間柄であるライター・山崎浩一さん、キヨシローさんと家が近所でプライベートでも交流の深かった写真家・佐内正史さんが