World Walk ワールドウォーク カーボンベベルギアカバー W800 W650 W400 KAWASAKI カワサキ その他汎用外装部品・ドレスアップパーツ 外装

※詳細な出荷時期はご注文後にメールでご案内します。

■適合車種
W800
 W800
W650
 W650
W400
 W400

■商品番号
cbgc-1

■JANコード
4582494899347

■商品概要
素材:カーボン
 ■W800でもっと走るために開発された商品です。
近年クラシックバイクとアドベンチャータイプのバイクが人気となっていますが、国内市場を見渡せばクラシックバイクの帝王は間違いなくW800です。
往年の名車650-W1や650RS-W3を彷彿とさせるデザインは1999年に発表されたW650からW800に継承されていきました。

しかしW650からW800に排気量がアップすることでエンジンの熱量が上がってしまい、カワサキはベベルギアを含めたエンジンの熱対策をあらゆる角度から実施しましたが、それでも先代のW650と比べると走行時のエンジンやベベルギアの温度は高くなっています。

World Walk社にはバイクに乗るのが心から好きな開発スタッフがいますが、そのうちの一人は愛車がW800です。

彼は太平洋から日本海まで日本列島を横断するアドベンチャーツーリング・SSTRなどにも参加し一日に300キロ、400キロ平気で走ってきてしまうような男です。

そんな彼がある夏の暑い日にツーリングに出かけて帰ってきた際に右足の膝内側に火傷を負っていました。
ベベルギアの熱で低音火傷してしまっていたのです。
低温火傷しないベベルギアカバーを作りたい。
W800でもっと走るためにこの製品は生まれました。

■まずはW800のベベルギアカバーの構造をチェック
W800のベベルギアカバーはベベルギアのヘッド部分に直接足が当らないように装着されています。

ただしこれは飾りカバーにもなっており外すとギアがむき出しになっているわけではなく、外してしまっても走行性能的には問題があるわけではありません。

素材は熱伝導率の高いアルミが採用されており一定速度以上での巡航時には走行風によって温度上昇を抑えることができますが、停車後やストップ&ゴーが多いシチュエーションでは足が接触していれば火傷してしまうほどの熱さとなる。

裏側には断熱材が貼られておりベベルギアの熱がカバーに伝わらないようにしているため、多少熱が伝わるスピードは落ちているがベベルギアが発生する熱量とアルミの熱伝導率の良さのために触ることができないぐらいの温度にすぐになってしまう。

■まずは形状を変更することで温度が下がらないかトライ!
カバーが装着されていることでベベルギア内に熱がこもっているのでは推測。
W650やW400で採用されている純正ベベルギアカバーを加工して走行時に風が前から後ろに抜ける構造にしました。
下部分の穴は軽量化と雨天時などに水抜けさせる為のものです。

この状態で試走してみたところ純正よりも熱くなるタイミングは遅くなるものの、やはり停車時などにはすぐに火傷してしまうぐらい熱くなってしまいました。
ただ純正と比べれば熱くなるタイミングが遅くなったので更に素材を変更することで改善を図りました。

■素材には金属ではなくウェットカーボンを採用
チタンやスチール、ステンレスといった金属ではどうしても熱くなってしまうため金属はあきらめ外装やアクセサリーで使用されることが多いウェットカーボンを採用しました。

表面に光沢を出すためのクリアゲル、美しい綾織パターンのカーボンシート、その下に薄いガラスマット、クロスを敷き詰めたあとに樹脂で固めて積層しています。
基本的には樹脂が混ざるので耐熱性は金属に比べて低くなりますが熱が伝わりにくくアイドリング中やノロノロ運転中でも熱くて火傷するようなことはありません。

■World Walk社で行ったテスト結果をご覧下さい(走行五分後に測定)
【W800純正純正ベベルギアカバー】
気温:28度-30度快晴
走行状況:150km 高速6割 下道快走4割
油音目安:90度
測定温度:65度

【W800用カーボンベベルギアカバー】
気温:25度-26度 快晴
走行状況:高速7割 下道ノロノロ3割
油音目安:100度
測定温度:48度

■もうニーグリップして大丈夫です。
W800乗りを見ているとベベルギアカバーが熱くなってしまうのでニーグリップせず股を開いて膝が触れないように走っているライダーを見かけることがあります。
素材・形状を吟味して製作したカーボンベギアカバーは過酷な走行状況でも服の上から触れるぐらいなら火傷することはありません。

■もっと走れるW800に
可能な限りW800のスタイルを崩さないように全く新しいベベルギアカバーを作りました。
今よりもっと走れるW800に。
このコンセプト通りの製品です。

現在のFinalEditionで歴史に幕を下ろすこととなるW800。
発熱の問題は来たる排ガス規制に密接に関わっています。
そんな時勢にあえて熱対策パーツをリリースします。
Wシリーズ復活への希望を込めて。