北海道不可 沖縄不可 離島不可 代引き不可 同梱不可
一般的なダブルホルンは最低でも40万円前後が相場の楽器です。
低価格帯の楽器は精度が低く、調整検品も価格相応、よってそれらと同じクオリティ、吹奏感ではありません。
わかりやすく言うと、吹きにくい、音がなりにくい、音がならない、音程感が悪い、耐久性がないなどで楽器の特性が顕著に表れます。
感じ方には個人差はありますが精度を求める方はご注文をお控えください。
多くの場合、メーカー直送となります。
フレンチホルンには大きくわけてシングルホルン、ダブルホルンがあります。そこからさらに細かくわかれセミダブルとフルダブル、調子もいろいろあります。高いから良いという訳ではなく、それぞれに演奏性や音色の特徴があります。
▽調子の違い▽
【Fシングル】
シンプルな構造で比較的一番安く手に入るホルン。自然で無理のない巻きによるスムーズな吹奏感。ホルンの基本の調がF調(inF)ですので、ホルン用の楽譜はFで書かれていることが多いです。移調読みをせずそのまま楽譜通り演奏できます。ナチュラル・ホルンに近い音色で、本来の豊な音色を充分に引き出し、太く深みのある落ち着きのある音色。
【B♭シングル】
明るく軽い吹奏感が特徴。Fシングルに比べると息も入れやすくアタックも明瞭。高音もきれいに鳴りソロにもお勧め。F管より4度高い調子で、楽譜はinFで記されるため読み替えが必要です。ただ、近年は吹奏楽が主流となり、トランペットなどBフラットの楽器と一緒に練習するということもあり、Fシングルではなく、B♭シングルから入門者が手にするケースが多くなってきています。
【F/B♭フルダブル(もしくはセミダブル)】
上記2つの調の管が1つになった楽器です。F管とB♭管の組み合わせが一般的で入門者でも先のことを考えこちらから使用することもあります。それぞれ独立した2つの調性をバルブで切り替えることができます。シングルに比較して音程、音色、正確性、パワーなどをレバーひとつで切り替えることで臨機応変に使い分けが出来るのですが操作性が良いということはそれだけ使用する管もパーツも多くなりますので、重さがあります。フルダブルが多く使われますが、「セミダブル」というものも存在します。同じ音域ですが、全体の管の長さが少し短いセミダブルにはB♭管と、B♭管につなげてF管に出来る補正管(迂回管)がついておりフルダブルより音の出る構造が短くなります。吹奏感は異なりますし、楽器の重さもそれだけ軽くなります。(シングルほどではない)ただしデメリットもあり、低いFの音を出す時にはF管のバルブセクションを通った後、B♭管のバルブセクションも通ることになり、管の中の凹凸を多く通る分、音が影響を受けます。
こちらはF/B♭フルダブルです。ベル、管体はイエローブラス。
▽特徴▽
【4ロータリー】
3ロータリーのホルンはシンプルで切り替えがありませんが、4ロータリーのB♭シングルとこちらのダブルホルンは切り替えができます。ダブルホルンはその楽器の持つ2つのキーの切り替えを行うことができます。ちなみにB♭シングルについているのはA替管でゲシュトップキィと呼び、この切り替えとは主旨が異なります。(ゲシュトップ=音色を変えるためのホルン独特の演奏方法。音色を替えると音程もかわり替え指で演奏)
【デタッチャブルベル】
ベルには一体式(ワンピース)とデタッチャブルタイプ(ツーピース)があります。デタッチャブルとはベルが取り外すことができるシステムで、コンパクトになるために持ち運びに便利で、ケースも小さくてすみます。ただ取れるというだけではなく音色にも差があり、一体式は明るい音色が特徴で、こちらのデタッチャブルタイプは深みのある音色で音のまとまりもあります。
■ホルン 本体
■黒セミハードケース リュックタイプ
■マウスピース
■保証書/取り扱い説明書
■クロス