技術者調整品 ジャズやポピュラーをメインに演奏される方におすすめのZシリーズ。開発協力にボビー・シュー氏を迎え2018年のモデルチェンジ後以降の第2世代のモデル。ウォーターキイにはコルクではなくゴムが使用されています。ゴムにすることで抵抗感を軽減し より確実にハイノートが狙えるようになるようです。抜き差し管の支柱もなかったりと全体的に抵抗感が少ないような印象を受けますがバルブケーシングを二体式にすることで抵抗感もあり。コンセプトモデルほど個性的ではなくとりあえずジャズに向いたモデルが欲しいという方はZシリーズはおすすめ■YAMAHA Bb TRUMPETS Trumpets custom Z series YTR-8310Z Gold ヤマハ トランペット カスタムモデル Zシリーズ 管楽器■調子 B♭■ベルサイズ 127mm■ボアサイズ ステップボア 11.3mm■ベルの形状 Aベル フレンチビード,サイドシーム■ベル材質/加工法 イエローブラス/一枚取り■ゴールドラッカ仕上げ■セット内容:楽器本体,ケース ダブルケース,マウスピース TR-SHEW-JAZZ,バルブオイル,グリス,クロス,保証書,J Michael ポケットトランペット TR-350PL 本体、ケース、マウスピース ※低価格帯につき精度は低いです。
技術者調整品につき、基本的には出荷日の前日もしくは当日に調整して出荷を行っています。
Bobby Shew氏が思い描くサウンドを実現するために、ヤマハの最新技術を投入、”第2世代”YTR-8310Zが誕生しました。(2018年)新しいバルブケーシングやリードパイプなどにより操作性と反応の向上と共に、ソロプレイからビッグバンドでのリード演奏まで様々なシーンで求められる輝かしくパワフルなサウンドを実現します。
▼ヤマハ Customシリーズラインナップ
Customシリーズ
・YTR-850...ベルイエローブラス、MLボア、クリアラッカー仕上げ
・YTR-850S...ベルイエローブラス 、MLボア、銀メッキ仕上げ
・YTR-850G...ベルゴールドブラス、MLボア、クリアラッカー仕上げ
・YTR-850GS...ベルゴールドブラス、MLボア、銀メッキ仕上げ
Zシリーズ
・YTR-8310Z...ベルイエローブラス、ステップボア、ゴールドラッカー仕上げ
・YTR-8310ZS...ベルイエローブラス、ステップボア、銀メッキ仕上げ
コンセプトモデル(開発協力プレイヤー)
・YTR-8335GH...(原朋直)ゴールドブラスベル、MLボア、ブラッシュドサテンクリアラッカー 仕上げ
・YTR-8330EM...(エリック・ミヤシロ)ベルイエローブラス 、ステップボア、ゴールドラッカー仕上げ
・YTR-8335LA...(ウェイン・バージェロン)ベルイエローブラス、MLボア、ゴールドラッカー仕上げ
・YTR-8335LAS...(ウェイン・バージェロン)ベルイエローブラス 、MLボア、銀メッキ仕上げ
▼素材の違い
トランペットの素材となるブラス=真鍮とは銅と亜鉛を混ぜたもので、この配合率によって素材の強度や色が変わり、音色、吹奏感に違いがでます。銅の比率が上がるほど、音色に温かみが出ると言われます。
YTR-8310Zはイエローブラス 製です。
・イエローブラス...明るく、張りのある音色。多くはイエローブラスが主流です。銅が70%、亜鉛が30%。
・ゴールドブラス...幅のある豊かな音色。銅が75〜85%、亜鉛が15%〜25%ほど。
・レッドブラス...より柔らかく落ち着いた音色。銅が85〜90%、亜鉛が10%〜15%ほど。より丸みのある音色に、深い響きを与えます。
▼塗装の違い
ぱっと見はだいたい金か銀ですが、塗装の違いで濃いゴールド、薄いゴールドの違いがあったりもします。塗装の違いで音色や吹奏感にも違いがでてきます。YTR-8310Zはゴールドラッカー仕上げです。
・クリアラッカー...透明なラッカーでパワフルで音抜けがよく艶やかな音色になる傾向です。
・ゴールドラッカー...クリアラッカーにゴールドの塗料を混合してつくられており、濃いめのゴールドになります。大差はないですが、シャープで音の立ち上がりがよいと言われたりします。
・銀メッキ...柔らかな音色になると言われています。やや抵抗感がありますので表現力を求める演奏にも向いています。主張も控え目になるためか吹奏楽では銀メッキで揃えることもあるようです。
▼ボアサイズ
ボアというのは、楽器に吹き込んだ空気が通る管の直径(内径)のこと。ボアのサイズによって息の量が決まり、音色が変わってくるのです。
小さなものほど必要な息の量が少ないため吹きやすく、音色は繊細でしっとりとしたものになり、サイズが大きくなると息の量も多く必要となり、音色や音量ともに豊かで華やかなものとなります。
YTR-8310Zはステップボア(M)を採用しています。
ステップボアは主管抜差がLボア、抜差管とピストンはMボア採用しています。2種類のボアサイズ を使うことで理想の音色、音程、吹奏感を実現できるようにしています。
・ミディアムボア = M...内径11.3mm
・ミディアムラージボア = ML...内径11.65mm
・ラージボア = L...内径11.73mm
▼ベルについて
ベルは1枚どりベルです。またAベルに加えてサイドシームとフレンチビートを採用しています。
・2枚取りベル...安い機種の多くはこれ。同じ材質であっても、加工方法が異なるので吹奏感、音色に違いが出てきます。
・1枚取りベル...深く豊かな響きとなめらかな吹奏感。
・Aベル...スタンダードモデルやYTR-8335に使用されているベルに比べて胴部、ベル径が大きく、フレア部が細め。
・サイドシーム...一枚取りのベルのつなぎ目が通常のベル下側ではなく横側にする工法。開放的な振動が得られる。
・フレンチビード...かまぼこ型の縁輪をベルに入れその形状に合わせてカーリングする工法。奏者へのフィードバックが良い。
▼支柱の数
支柱は音色や響きに重量感を加えるために立てられているパーツです。この本数で楽器を吹いたときの感触が変わります。
YTR-8310Zは支柱はないです。
・支柱なし:明るく、抜けがよい。軽い音色。抵抗感が少なく少ない息で音になる感じ。
・支柱1本:音色が豊かになるが、ある程度の抵抗感あり。少し吹き慣れた方にとって必要となる適度な抵抗感は抑揚が付けやすく感じます。
・支柱2本:より豊かな音色ですが、かなりの抵抗感があり、重く太い音色。
▼リバース抜差管
通常のものですと主管抜差は、両側ともに中管(なかくだ)となっていますが、リバース管は主管抜差の吹込管側が外管(そとくだ)となっています。つまり、吹込管側に中管に相当するものがあります。これによって通常の抜差管より抵抗感が少なくなる傾向です。
▼YTR-8310Zの特徴
ジャズやポピュラー音楽をメインに演奏される方におすすめのZシリーズです。開発協力にボビー・シュー氏を迎え製作されたモデルで現行モデルは2018年にモデルチェンジを行われた第2世代のモデルです。モデルチェンジにあたり幾度ものの試奏評価を得て完成に至っています。ウォーターキイにはコルクではなくゴムが使用されています。ゴムにすることで抵抗感を軽減し、より確実にハイノートが狙えるようになるようです。抜き差し管の支柱もなかったりと全体的に抵抗感が少ないような印象を受けますが、バルブケーシングを二体式にすることで抵抗感をつけちょうど良い吹奏感に仕上げられてるのではないかと思います。ヤマハには他にコンセプトモデルというモデルが何本かあり、ジャズやポピュラー音楽を演奏する方におすすめモデルがありますがこれはコンセプトモデルというだけあってより個性的なモデルです。そう個性的なモデルでなくても...という方やとりあえずジャズに向いたモデルが欲しいという方はZシリーズをお勧めしたいと思います。付属ケースはダブルケースで背負うこともできます。
YAMAHA Bb TRUMPETS B♭ Trumpets custom Z series YTR-8310Z Gold ヤマハ B♭トランペット カスタムモデル Zシリーズ
■管楽器
■調子: Bフラット
■ベルサイズ:127mm
■ボアサイズ:ステップボア(11.3mm)
■ベルの形状/その他:Aベル(フレンチビード、サイドシーム)
■ベル材質/加工法:イエローブラス/一枚取り
■仕上げ:ゴールドラッカー
セット内容
■楽器本体
■ケース ダブルケース TRC-801E
■マウスピース TR-SHEW-JAZZ リム内径=16.85mm/スロート径=3.65mm/特長=オールラウンド/銀メッキ仕上げ/リムカンター=やや丸い/リム厚さ=やや厚い/カップ深さ=標準/バックボア=狭い
■バルブオイル
■グリス
■ポリシングクロス
■保証書/取説
■J Michael ポケットトランペット TR-350PL 本体、ケース、マウスピース ※低価格帯につき精度は低いです。
※画像と細かい仕様が異なる場合がございます。