▼サックスのミュートがほとんど存在しない理由
わかりやすく言うとトランペットなどの金管楽器はマウスピースで振動させた音が管体を伝ってベルから出るという仕組みで根本的な流れとしてはサックスとそう変わりはありません。
ですが、マウスピースのみで音を出すとわかるとおりサックスなどのリード楽器はマウスピースだけでもかなりの音量が出る楽器です。
また金管楽器は基本的には音孔というものがありませんが、サックスなどの木管楽器は運指も多く音孔(トーンホール)が空いています。
ですので、金管楽器のようにベルに詰め物をする原始的な方法では効果的に弱音することができないとされていました。
▼エアスルー・ミュートバッグとは
サックスなどの管楽器は、吹き込む息の量を減らすことで、音量を小さくすることが可能です。しかし、こうした減音奏法は思いきり吹けないストレスを伴い、コントロールも難しくなります。
タオルを押し込むなどしてベルを完全にふさいでしまうと低音域が鳴らなくなり、音程も悪くなります。エアスルー・ミュートバッグは防音性とプレーヤーの快適さを両立させた減音ケース。
軽量でありながら防音効果の高い4層構造からなるソフトタイプ。詰め物をせず、音量を小さく吹かずとも通常時演奏より音量を落とすことができる防音アイテム。
※本製品は音を消す装置ではありません。 効果には個人差があります
▼ラインナップ(2023年8月現在)
ATBGS-ASX-S…セルマー用
ATBGS-ASX-Y…ヤナギサワ/ヤマハ用
※セルマーのSupreme(シュプレーム)、ヤマハの82Z、875、875EXなど譜面台取り付け穴(ライヤー)がないサックスにはご使用いただけません。
▼使用方法
詳しくは画像をご確認ください。
1.ネックを外した状態のサックスをケースにセットします。次に、譜面台取り付け穴(ライヤー)にケースの支持金具の突起部分を差し込み、ネジで固定します。
このときD#キイのキイガードにケース下部にある丸形の緩衝材に当たるようにします。
2.ベルにゴム紐をかけ、外側のストッパーを使って適度なテンション(張り具合)で固定します。
3.ネックを取り付け、a(ケース上部)のファスナーを開き、ネックスクリューを締めます。
4.c(ケース中腹部)のファスナーからストラップのフックを差し込み、サックス本体のストラップフックリングに装着します。
5.a、c、d(右手で操作するキイ箇所)のファスナーを完全に閉めます。
6.b(左手で操作するキイ箇所)のファスナーは、左手が動きやすく無理のない範囲まで閉めてください。全開でも問題ありません。
▼支持金具の取り付け方
詳しくは画像をご確認ください。
ドーナツ型のマジックテープの小さな穴に画像のように金具を通し、本体にしっかりと貼り付けます。
セルマータイプ用とヤマハ/ヤナギサワ用で取り付け位置が異なります。
▼エアスルーシリーズの併用
エアスルーシリーズのリード/パッチ/バッグとお好みの組み合わせでご使用が可能です。ただし、エアスルー・パッチとエアスルー・リードの併用はできません。
■品番:ATBGS-ASX-Y
■アルトサックス用※セルマーのSupreme(シュプレーム)、ヤマハの82Z、875、875EXなど譜面台取り付け穴(ライヤー)がないサックスにはご使用いただけません。
■サイズ:620(W)×270(H)×180(D) mm
■重さ:800g
■付属品:取り付け金具(支持金具)
■注意事項:本製品は音を消す装置ではありません。また、効果には個人差があります。
※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。特殊ベルサイズの楽器や特殊な形状の楽器にはフィットしない可能性があります。