HOLTON(ホルトン) H279ER フレンチホルン オール ニッケルシルバー デタッチャブル F/B♭ フルダブル ホルン Full double French horn 北海道 沖縄 離島不可

アメリカサウンドが好きな方におすすめ。北米中心で使用されてきたクルスペタイプの楽器がラインナップされており力強く吹き応えのある吹奏感に柔らかい重厚な音色が特長。クルスペタイプの良さをより引き立たせる組み合わせはニッケルシルバー製の太ベルと言われることが多い。ニッケルシルバーでベルはラージスロートベル(太ベル)でより豊かな重厚感■HOLTON double horn French horn HR H279ER ホルトン フルダブルホルン 管楽器■Farkas Model ファーカスモデル■F/B♭調 (B♭/F切り替え可)■ブラス製 4ロータリ− ストリングアクション■アメリカンシャンク■4ロータリー、1〜4がコードアクション(紐式)■管の巻き方:クルスペタイプ■デタッチャブル ツーピース■ボア 11.89mm(.468")■ラージスロートベル 12 1/4"■ベル材質 ニッケルシルバー■マウスパイプ 7.87mm(.310")ニッケルシルバー製■ロータリ?材質/ロータリ?ポート ブラス■可動式指かけ■押しF変更可能 リバースアクション■オプションネーミング:ファーカス■ウォーターキー 1つ■セット内容:楽器,ハードケース リュックストラップ付属,マウスピース,ローターオイル,クロス,6角レンチ,保証書

Farkas Model(ファーカスモデル)は伝説となった音楽家のPhilip Farkas(フィリップ・ファーカス)モデルは1958 年に開発され、長年にわたり世界中から愛されているベストセラー。ホルトンモデルと異なる設計。

 

▼調整について

フルダブルホルン(および一部のセミダブルホルン)は一般的に第4レバーを押してF管→B♭管に切り替える「押しB♭」での演奏が一般的ですが、こちらのモデルはその逆である「押しF」への変更が可能となっています。(リバースシステム)詳細は別ページ【押しF調整について】をご確認下さい。押しFへの変更/ロータリー動作チェックなど、出荷前調整と一緒でしたら無料にてご対応可能です。

 

▼HOLTONについて
1898年、シカゴ・マジソンストリートのビル3階に2室の楽器店を開業したのがホルトン社の始まり。有名なジョン・フィリップ・スーザ・バンドの首席トロンボーン奏者だった フランク・ホルトンは、開業と同時にトロンボーン用のスライドオイル、 フォーミュラエレクトリックオイルを発売。発売以来ホルトンオイルは100年間以上のベストセラー品。19世紀より金管楽器を製作しホルトンの設計する斬新なデザインは多くの奏者から 愛用されるようになりました。ホルトン社のフレンチホルンの開発は フィリップ・ファーカス、バリータックウェル、 エセル・マーカー等のパーソナルモデルから、ルイス・スタウト、リサ・ボントレジャー  などのトッププレイヤーのアドバイスにより圧倒的なラインナップを完成。金管楽器の総合メーカーとして世界中に広く知られ 2004年8月、 アメリカの管楽器メーカーとして最も長い歴史を誇るConn-Selmer社(旧・Selmer USA)に 経営権を譲渡し より一層の発展を目指しています。

▼Holtonのホルンラインナップ(2022/1月現在)
ホルトンシリーズ(フルダブルホルン)
H3XXER→ワンピース型    H4XXER→デタッチャブル型
マウスパイプは全てニッケルシルバー
・H378ER/H478ER...ベル材質イエローブラス、ミディアムスロートベル
・H479ER...ベル材質ニッケルシルバー、ラージスロートベル

ファーカスシリーズ(フルダブルホルン)
H2XXER→デタッチャブル型
マウスパイプは全てニッケルシルバー
・H279ER...ベル材質ニッケルシルバー、ラージスロートベル
・H280ER...ベル材質イエローブラス、ラージスロートベル
・H281ER...ベル材質ローズブラス、ラージスロートベル

▼調子の違い
・Fシングル...シンプルな構造で安く手に入るホルン。自然で無理のない巻きによるスムーズな吹奏感。ホルンの基本の調はF調(inF)であることから楽譜はFで書かれていることが多い。F管なら移調読みをせずそのまま演奏可能。ナチュラル・ホルンに近い音色で、ホルン本来の豊な音色を充分に引き出し、太く深みのある落ち着きのある音色を奏でてくれることでしょう。管の長さからホルン吹きに必要な「上手な息の流れを作る練習」に適しています。息の圧力、スピード、アタックに対してシビアになれる楽器と言えるかもしれません。
・B♭シングル...明るく軽い吹奏感が特徴です。Fシングルに比べると息も入れやすくアタックも明瞭。高音もきれいに鳴りますのでソロにもお勧め。Fシングル同様まだ楽器は軽くて扱いやすい方です。F管より4度高い調子で、F調(inF)で記された楽譜は読み替えが必要。
・F/B♭フルダブル...上記2つの調の管が1つになったもの。近年これが主流。それぞれ独立した2つの調性をバルブで切り替えることができます。シングルに比較して音程、音色、正確性、パワーなどをレバーひとつで切り替えることで臨機応変に使い分けが出来るのですが操作性が良いということはそれだけ使用する管もパーツも多く重さがあります。

 

▼ベル材料について
素材となるブラス=真鍮とは銅と亜鉛を混ぜたもので、この配合率によって素材の強度や色が変わり、音色、吹奏感に違いがでます。銅の比率が上がるほど、音色に温かみが出ると言われます。イエローブラス製が一番定番。また、ホルンにはニッケルシルバーのモデルも多くあります。H279ERはベル材質、マウスパイプがニッケルシルバー製です。
・イエローブラス...明るく、張りのある音色。シリーズ問わず多くはイエローブラスが主流です。銅が70%、亜鉛が30%。
・ゴールドブラス...幅のある豊かな音色。銅が75〜85%、亜鉛が15%〜25%ほど。
・レッドブラス(ローズブラス)...より柔らかく落ち着いた音色。銅が85〜90%、亜鉛が10%〜15%ほど。より丸みのある音色に、深い響きを与えます。
・ニッケルシルバー..音のレスポンスが良く、深く重厚な音色。銅50〜70%、亜鉛10〜30%、ニッケル5〜30%ほど。

 

▼ベルタイプ
こちらのH279ERはデタッチャブル(ツーピース)です。
・一体式(ワンピース)...ベルが取り外せないタイプ。デタッチャブルに比較し明るい音色が特徴。両ラインナップがあった場合、価格は一体型の方が安いです。

・デタッチャブルタイプ(ツーピース)...デタッチャブルとはベルが取り外すことができコンパクトになるために持ち運びに便利。一体型に比較し、深みのある音色。

 

▼仕上げについて
塗装の違いで濃いゴールド、薄いゴールドの違いがあったりもします。塗装の違いで音色や吹奏感にも違いがでてきます。
・クリアラッカー...透明なラッカーでパワフルで音抜けがよく艶やかな音色になる傾向です。
・ゴールドラッカー...クリアラッカーを混合してつくられており、濃いめのゴールドになります。大差はないですが、シャープで音の立ち上がりがよいと言われたりします。
・銀メッキ...ラッカーよりも塗装がやや厚いため、抵抗感が少し強く感じる傾向にあります。また柔らかな音色が特徴的で表現力を求める演奏にも向いています。

▼バルブシステム
H279ERはコードアクションです。Holtonはアメリカの会社でアメリカではコードアクションが主流なこともあってかHoltonのモデルは全てコードアクションです。
・メカニカルアクション...いわゆるメカ式といわれるもの。紐を使用していないため紐の緩み、切れによる不良が起きないことです。操作性についてもレスポンスがよく素早いパッセージにも反応できます。
・コードアクション...紐式。紐式とよばれるもの。紐の交換が定期的に必要ですが、レバー操作が滑らかで静かなのが特徴です。また紐の長さを調整することでレバーの高さを自由に変えることが出来ます。

 

▼管の巻き方

・ガイヤータイプ...4番ロータリーが一直線に並んでいる。シンプルな巻きで抵抗感が少なく明るく輝かしい音になる傾向。初心者にはこちらが吹きやすくはなる。
・クルスペタイプ...4番ロータリーが左手親指側に少しずれており、一直線にならんでいない。ベルの巻が複雑なため、抵抗感があり豊かで重厚な音色になる傾向。H279ER含めてHoltonのモデルはクルスペタイプです。

 

▼ベルサイズ
ホルンは演奏時にベルに右手を挿入し、音程や音色を調整します。 ホルンでいうベルサイズとは右手を入れたときに各指の第3関節に触れる部分をさします。こちらH279ERはラージスロートベル(太ベル)で大きく豊かな音色。他、細ベルはなどは明るく張りのある音色、中細ベルは明るさを保ちつつ深みのある音色になります。

 

▼ウォーターキィ
ウォーターキイ付きで、演奏中もスムーズにつば抜きができます。つば抜きがないホルンは楽器を回しツバを抜く必要があります。ウォーターキイを後付けするとかなり高額。

 

▼H279ERのおすすめ箇所

アメリカサウンドが好きな方にはおすすめしたいHoltonです。北米中心で使用されてきたクルスペタイプの楽器がラインナップされており力強く吹き応えのある吹奏感に柔らかい重厚な音色が特長です。クルスペタイプの良さをより引き立たせる相性がいいと言われている組み合わせはニッケルシルバー製の太ベルと言われることが多いです。H279ERは管体がニッケルシルバー、またベルもラージスロートベル(太ベル)なのでより豊かな重厚感がある音色になる傾向です。H279ERはファーカスモデルの代表機種と言われていて、表現力豊かな倍音に満ちた現代ホルンの洗練された音色とも言われています。より重厚な柔らかい倍音が響く音色が好みの方におすすめのモデルです。

 

HOLTON double horn French horn HR H279ER ホルトン ダブル ホルン フルダブルホルン

■管楽器 フレンチホルン
■Farkas Model ファーカスモデル
■調子:F/B♭調 (B♭/F切り替え可)
■ロータリー:ブラス製 4ロータリ− ストリングアクション
■アメリカンシャンク
■バルブシステム:4ロータリー、1〜4がコードアクション(紐式)
■管の巻き方:クルスペタイプ
■デタッチャブルタイプ(ツーピース)
■ボア:11.89mm(.468")
■ベルサイズ:ラージスロートベル(ベル径:12 1/4")
■ベル材質:ニッケルシルバー
■マウスパイプ:7.87mm(.310")ニッケルシルバー製
■ロータリ—材質/ロータリ—ポート:ブラス
■クリアラッカー仕上げ(2022年1月 海外サイト情報)
■可動式指かけ(付属の6角レンチで調整)
■押しF変更可能(リバースアクション)
■オプションネーミング:ファーカス
■ウォーターキー 1つ
※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。

 

セット内容

■楽器 本体
■ハードケース リュックストラップ付属
■マウスピース ファーカスMC (場合によって変更する場合がございます。)
■ローターオイル
■クロス
■6角レンチ
■保証書