こちらはゴールドブラスに銀メッキですので、画像は見た目が同じ1700Sの画像を使用しています。シルキーは量産できないことと 学生が手を出せない価格設定ですので もう少し安くて手に入りやすいものができないかと考案してできたのがXOのピッコロトランペット。シルキーが人気な理由は音色がキラキラして抜けが良く音程感が良いというところです。XOはそのシルキーの設計を元に製作されており、この設計こそがピッコロトランペットにおいては重要な部分。マウスパイプと管に繋がる部分のカーブなどみていただければシルキーを元に設計されていることがよく分かります。■XO 1700GBS 1700Series Piccolo Trumpets エックスオー 1700シリーズ ピッコロトランペット 金管楽器■調子:B♭/A■ゴールドブラス 1枚取りベル ハンマー仕上げ■ベルサイズ:直径 102mm■ボアサイズ:M 11.43mm■銀メッキ仕上げ■セット内容:楽器本体,ダブルケース(ショルダータイプハードケース),XOコルネット用マウスピース,マウスパイプ4種類,ピストンアクセサリー(ボタン/バネ/スピル/ボトムキャップ),バルブオイル,クロス
ゴールドブラスに銀メッキ。画像は見た目が同じ1700Sの画像を使用しています。
世界的もピッコロトランペットの定番とされるシルキー P5-4は高すぎて買えない、でもできる限り妥協したくないという方におすすめです。
▼ピッコロトランペットとは。通常のトランペット(B♭)との比較。
■初心者が気軽にはじめられる通常のB♭トランペットとは異なり、楽曲により必要となり持ち替えとしてご購入されることが多い。
■B♭トランペットより高音域が拡張されている楽器というわけではないため、音色目的以外でピッコロトランペットをわざわざ持つ必要性があまりない。
■高音域を出す楽器ではあるが、高音が難しいからピッコロトランペットを使ってみようというものでもない。常にB♭トランペットで高音を出すような吹奏感で楽器としての難易度は高い。つまり高音が吹けないトランペッターが持ち替えてもスムーズに吹けるものではない。
■通常のB♭トランペットの管の長さが半分と短いため、ピッチが不安定になりがちでこれがこの楽器の特性とも言える。
■4本ピストンのものが基本となり、低音を出すためにこのピストンが必要となる。
■ピッチ、音色、吹奏感の善し悪しはそこそこ吹けるトランペット奏者しか判断し難い。(金管奏者でもなかなか難しい)
■とはいえ、わかる人にはわかる、質の良いピッコロトランペットの音色は楽曲全体をとても華やかに彩るもの。
▼ピッチ
ピッコロトランペットはB♭トランペットでも出る音域の楽器ですので、音質、ピッチ共に使えるものでないとあまり意味がありません。
物理的にピッチの安定感が悪いため、設計によってもその差は大きいと言われています。
吹き方、替え指などである程度ピッチを変えながら演奏しますがそれ以外にトリガー付きであることはまず1つ大きなメリットとなります。
個体差もありますのでどんなにお金を積んでも楽器のクセや吹き方の違いで特定の音でピッチが甘くなる傾向にあるピッコロトランペット。そんな中でもある程度安心していただける金額相場としては30万前後だと思います。
例えば、ヤマハYTR-6810Sはトリガーは付いておらず、トリガー付きモデルがその上の機種YTR-9835(30万越え)になります。
とはいえ、ピッコロトランペットを使用するプロ、音大の学生の多くはほぼシルキーのP5-4を持つと言われます。60万越えですね...
▼各モデルの特徴
■Brasspire Unicorn BPTRP-1200S
トリガーなし。中国製。コルネットシャンク。銀メッキのみ。Jマイケル扱うマックコーポレーションの取り扱い。吹奏楽部などでは使われない安価な部類の楽器ではあるものの、管弦楽器専門メーカーであることからアフターやメーカーとしてはまだしっかりしている方。初心者管楽器購入時どうしても価格を抑えたい場合には最低ランクがここあたり。
■CarolBrass N7775 CL / N7775 SP
トリガーあり。台湾製。ラッカーと銀メッキがあり。コルネットとトランペットのマウスピース両方のマウスパイプが付属。但しマウスピースは付いていない。管楽器の大手ノナカ貿易さんの扱う製品。トリガー無しのヤマハYTR-6810Sに20万出すならこっちの方がまだマシかな、と思う金管奏者方も多いと思います。ピストンアクセサリーも豊富に付属。
■YAMAHA YTR-6810S
トリガーなし。日本製。トランペットシャンク。銀メッキ。ベル小さめ。ショートタイプなので音質はやや控え目。さすがヤマハ、国産ならでは他ブランドの上位モデルより見た目はきれい。仮に同価格の海外製があるとすればヤマハの元々持つ設計の高さからピッチはトリガーなしでもまだマシではあるのではないかと思われる。
■XO ( エックスオー ) 1700シリーズ
トリガーあり。台湾製。ラッカー1700Lと銀メッキ1700S、さらにゴールドブラスがメッキ違いで2種あり。評価されるシルキーのP5-4をモデルに製造されている。XOとシルキーは国内代理店が同じでシルキーは量産できず、また価格が高いため、何とか安くと考え出された。特にマウスパイプの繋がりなどはシルキーの設計にて作られているが故ピッチの安定感も良い。(他メーカーとはこのあたりに違いが出る)コルネットとトランペット両方のマウスパイプ付きでマッピはコルネット用が付属。ピストンアクセサリーも豊富に付属。シルキーは買えず安くて使えるピッコロトランペットを探しているトランペットプレーヤーにはこれがおすすめ。但しヤマハ並の見た目ピカピカではない。(そこをこだわるとこの価格では提供できないらしい。)ヤマハYTR-9835より吹きやすい(抵抗感が軽め)と定評。
■Schilke P5-4、P7-4
世界的にもプロが一番多く使用。日本国内ではさらにシルキー人気率は高い。突き抜けるキラキラと輝く音色はシルキーならでは。P5-4がロングタイプでP7-4がショートタイプ。ロングの方が主流ですが楽曲に溶け込み主張しすぎない音色を求めるのであればショートを。
▼シャンクについて
ピッコロトランペットはコルネットシャンクかトランペットシャンク、もしくはその両方が使えるマウスパイプが付属しているものがあります。
コルネットシャンクの楽器で例えばこれまで使用されていたトランペット用のマウスピースを装着する方法は、残念ながら対応するマウスパイプを使うか、加工を施すかになります。
金管楽器には各種マウスピースのシャンクを変更するアダプターというものも存在していますが、トランペットのマウスピースはコルネットマウスピースに比べシャンクが太いため、細いものから太くするアダプターは難しいのだと思います。
マウスピースについては人それぞれですし、B♭トランペットからの持ち替えであることからトランペットマウスピースをそのままご使用されたい方は多いと思いますが、高音を出す楽器としてはマウスピースはそれに特化したものを選んでいただく方がより一層高音の音色の美しさを発揮できるのではないかと思います。
またトランペットのマウスピースを使用する方が全長が長くなり、音質もトランペット寄りの音色になります。ピッコロトランペットが出来た当時はコルネットマウスピースの使用が主流であり、ピッコロトランペットらしい高音を響かせるにはコルネットマウスピースの方が合うかもしれません。
▼マウスパイプについて
基本はB♭のマウスパイプを使用する場合が多いと思います。なぜAのマウスパイプが付属していることが多いのかと言うと、ピッコロトランペットを使用する背景にあります。
バロック音楽の演奏に多用されるピッコロトランペットですが、楽譜がAで書かれていることも多く、その場合、通常のB♭マウスパイプで演奏する際には半音変換して音を出さないとならなくなります。
Aのマウスパイプがあれば楽譜通りに演奏でき変換する手間が減り、また運指が難しくなってしまう、なども回避できます。
▼XOのラインナップと特徴
以下すべて ベル直径102mm、ボアサイズ M(11.43mm)
・1700L...イエローブラス、クリアラッカー
・1700S...イエローブラス、銀メッキ
・1700GB...ゴールドブラス、クリアラッカー
・1700GBS...ゴールドブラス、銀メッキ
シルキーは量産できないことと、学生が手を出せない価格設定ですので、もう少し安くて手に入りやすいピッコロトランペットができないかと考案してできたのがXOのピッコロトランペット。
シルキーが人気な理由はピッコロトランペットとして音色がキラキラして抜けが良い、音程感が良いというところです。
XOはそのシルキーの設計を元に製作されており、この設計こそがピッチが重要となるピッコロトランペットにおいて重要な部分となります。とくにマウスパイプと管に繋がる部分、ベルと本体の繋がりのカーブなどみていただければ分かるのですが各社結構違いますがシルキーを元に設計されていることがよく分かる部分だと思います。
ピッコロはそもそもBbトランペットで事足りる音階で演奏されますので、音色と音程感を重視しない限り買う必要性さえないかもしれませんので重要なポイントだと思います。
ヤマハのYTR-9835と比較した方は鳴らしやすい、吹きやすいという意見が多いらしくヤマハと比較し抵抗感が比較的軽めのようです。
★付属アクセサリーが豊富
・マウスパイプ...B♭のトランペットとコルネットが各1本づつ、Aのトランペットとコルネットが各1本づつの合計4本付いています。
・ピストンボタン…元々装着されているものがシェル付きタイプ。付け替えていただけるものがシェル無しタイプです。シェル無しの方が厚みが無く、手触りと見た目の好みでお選びいただけます。厳密に言えば重さにも違いはあるとは思います。
・ボトムキャップ…ピストン底部。通常装着されているものがノーマルタイプ、付け替えていただけるものがヘビータイプです。より抵抗感が出て音圧を出すためにヘビーに変えていただくことが可能です。
・ピストンスピル…バルブガイドは白いプラスチックパーツが装備されています。ここを金属に替えることで音色に吹奏感が重め抵抗感が強くなる傾向にあります。しかしながら、金属同士ですので、動作上摩擦が強いため、プラスチックに比較すると楽器に対しての負荷は生じる可能性があります。ピストンの抑え方に人によって多少のクセなどもありますので、少し注意が必要です。
・バネ...元々装着されているものがライトタイプ、別途箱のものがヘビータイプとなります。ピストンの戻りや押し心地に違いがあります。厳密に言えば音色に全く変化がないとは言えませんが基本的には操作製の違いです。
・ケース...トランペットとピッコロトランペットが収納できるダブルケース。ダブルケースの中でもコンパクトで、また品質もよくショルダータイプですので使い勝手が良いと思います。
XO 1700GBS 1700Series Piccolo Trumpets エックスオー 1700シリーズ ピッコロトランペット
■金管楽器 ピッコロトランペット
■調子:B♭/A
■ゴールドブラス 1枚取りベル ハンマー仕上げ
■ベルサイズ:直径 102mm
■ボアサイズ:M 11.43mm
■銀メッキ仕上げ
セット内容
■楽器本体
■ダブルケース(ショルダータイプハードケース)
■XOコルネット用マウスピース
■マウスパイプ4種類 B♭のトランペットとコルネットが各1本づつ、Aのトランペットとコルネット
■ピストンアクセサリー(ボタン/バネ/スピル/ボトムキャップ)
■バルブオイル
■クロス