MACKIE ( マッキー ) MDB-1A ◆ アクティブダイレクトボックス
◆ アクティブダイレクトボックス
[ 商品説明 ]
・低ノイズ、低歪みを実現するハイヘッドルームアクティブ回路
・入力信号スルー出力を装備した標準ジャックハイインピーダンス入力
・ノイズ対策のグラウンドリフトスイッチを装備したバランスXLR出力
・ローカットスイッチ、位相反転スイッチ装備
・THRU端子を入力端子として使用可能でINPUT端子とTHRU端子にキーボードなどのステレオ音源を入力しモノラル出力が可能なMERGEスイッチ
・高出力の音源を接続しても歪みの無いサウンドを実現する-20dBパッド
・48Vファンタム電源駆動のみ
・“戦車級に頑丈な”設計
■MDB-1A 入出力端子
・パッシブ/アクティブピックアップマイクを搭載した楽器などからの音声信号を入力するための標準フォンアン バランス入力×1
・ダイレクトボックスの回路を経由しない入力した音声信号をそのままギターアンプやベースアンプ、チューニン グメーターなどに送ることのできる標準フォンアンバランスインプットスルー出力×1
・ミキサーやオーディオインターフェースなどにローインピーダンスラインレベル信号を送ることのできるバランス XLR出力×1
MDB シリーズ Q&A
Q. ダイレクトボックスとはどういったものなのですか
A. ダイレクトボックスとはDI(ダイレクトインジェクション)ボックスという名称で楽器業界、PA業界で必要不可欠なツールで す。ダイレクトボックスを使うことにより楽器などのアンバランスハイインピーダンス音源をローインピーダンスのマイク/ラ イン信号に変換し、PAミキサーまでバランス伝送を行うことができます。
Q. なぜダイレクトボックスを使うのですか
A. ダイレクトボックスを使う理由のひとつとしてギター、ベース、キーボードなどアンバランスの音声信号を バランスに変換することです。アンバランス信号は短い距離であれば問題ないのですが3m以上ケーブルを引き伸ばした 場合、ケーブル自体がアンテナのような役割を果たしてしまい電波信号や蛍光灯などから発せられる信号をノイズとして 拾ってしまいます。ダイレクトボックスを使用しバランス伝送することによりノイズを拾いにくくなります。
ダイレクトボックスを使いバランス信号に変換することにより信号線とは別にアース線をとることができ電波干渉によるノイ ズを防ぐことができます。もっとわかりやすく説明するとダイレクトボックスは楽器の音声信号を低ノイズでPAシステムへ送 ることができるのです。またダイレクトボックスはギターやベースなどレベルの低い信号をPAやオーディオインターフェース が必要とするラインレベルに変換してくれます。
Q. パッシブとアクティブとの違いは
A. アクティブダイレクトボックスには外部からの電源供給が必要になります(MDB-1Aはファンタム48v電源のみ)。パッシブ ダイレクトボックスには電源は不要です。アクティブダイレクトボックスにはパッシブダイレクトボックスより、レベルの高い 信号を送ることができるバッファー回路もしくは安定したラインレベルに持ち上げることのできる回路が搭載されてま す。レベルの低い楽器をお使いの場合、MDB-1Aをお使いください。
パッシブのメリットは電源が不要なためノイズが少ないです。しかしながらパッシブダイレクトボックスにはインピーダンス マッチングとバランス信号変換のためにトランスを採用しており、若干ですが接続した楽器の音に影響します。
アクティブダイレクトボックスにはプリアンプを搭載しており、入力信号をわずかに増幅し、より高いインピーダンスの信号 を受けることができます。ビンテージのFender Jazzベースやプリアンプを搭載していないパッシブピックアップを搭載した エレアコなど出力の低い楽器と使うと出力レベルを上げることができます。
MDB-1PとMDB-2Pが電源不要のパッシブ、MDB-1AとMDB-USBが電源が必要なアクティブダイレクトボックスです。
Q. ファンタムパワーとは
A. マイク入力端子からコンデンサーマイクや楽器用マイクピックアップなどに電力を供給するシステムです。電源は3ピンの マイクケーブルを通じ送る低電流のDC電圧です。ファンタム電源を不要とするダイナミックマイクには影響を与えません。Mackieの大半のミキサーからは48VDC電源のファンタムを供給することができます。大半のコンデンサーマイクは 48VDCファンタム電源を使用するように設計されてます。
一般的にファンタム電源はコンデンサー以外のマイク、特にダイナミックマイクに悪影響を与えません。しかし、バランス-アンバランスケーブルを使用したり一部の電子機器(ワイヤレスマイク受信機など)やリボンマイクなどではファンタム 電源により機器が破損する場合がございます。
Q. どのように電源を供給すればいいのですか
A. MDB-IP & MDB-2P はパッシブなので電源は不要です。
MDB-1Aは ミキサーやオーディオインターフェース、Mackie M48などから48vファンタム電源を送ってください。
MDB-USBは パソコンのUSBポートから供給されるUSBバスパワー(90mA)で動作します。
Q. MDB-1Aに装備されてるMergeスイッチって
A. MergeスイッチをONにするとTHRU出力端子を入力端子として使うことができます。INPUTとTHRUに挿した信号をMDB-1A の内部でモノミックスしXLR出力端子からモノラル信号として出力できます。キーボードやメディアプレーヤーなどのステ レオ音源をミキサーにモノラル音源として送ることができ、ミキサーの入力チャンネルを有効に使うことができます。
Q. キーボード、シンセサイザーにお勧めの機種は
A. 多くのキーボードやシンセサイザーはステレオアナログ出力ができるため、ステレオ入力可能なMDB-2Pをお勧めします。またキーボードやシンセサイザーは出力レベルが高いため、通常はパッシブダイレクトボックスを使います。高出力
のためアクティブダイレクトボックスはあまりお勧めしません。パッシブトランスが高出力キーボードのダイナミックスを適切 に扱ってくれますよ。
Q. 標準フォンTRSバランスコネクターをMDBシリーズのアンバランス入力に接続できますか
A. 大丈夫です。MDBシリーズのアンバランス入力はHOTの信号のみを扱うことができTRSバランスを自動でアンバランス入 力として感知します。入力レベルが少し下がって聞こえますが接続機器のオーディオソースのレベルを上げることで簡 単にレベルを補うことができます。
MDB Seriesについて
様々な音源に「準備万端」
Mackie MDBシリーズはアコースティックギターからラップトップパソコンまで様々な音源に対応可能なダイレクトボックスです。
用途に合わせて選択可能な4モデルがラインナップ。アナログミキサーで培った高品位Mackieサウンドであらゆる音楽にかかわる皆様をサポートいたします。
MDBシリーズ 製品比較表 |
製品 | ライン入力 | XLR出力 | 電源 | スルーアウト | グラウンドリフト | 入力PAD |
MDB-1P | 1 | 1 | 不要 | 1 | 有 | 有(-15dB) |
MDB-2P | 2(L/Rステレオ) | 2(L/Rステレオ) | 不要 | 2 | 有 | 有(-15dB) |
MDB-1A | 2(MergeスイッチON) | 1 | ファンタム48v | 1(MergeスイッチOFF) | 有 | 有(-20dB) |
MDB-USB | 無 | 2 | USBバスパワー | 無 | 有 | 無 |