楽器を買うにあたり、絶対に必要なものとそうでないものがあります。必要なものはそれがないと演奏すら出来ません。「そうでないもの」というのはいずれ必要となるであろうものです。
管楽器というのはとても繊細で素人で修理をするのがとても困難です。また修理代が高い部類の楽器です。「演奏に必要なものしか必要ない」と思っている方はお手入れも不十分になりがちです。一度サビてしまったら手に負えないのです。
バルブオイルはそういう点で見てもとても重要なものです。毎回演奏する前に注油します。
オイルは各社メーカーで色々な種類があります。基本的にピストン用オイルとして使用用途は同じでも演奏性や楽器の相性で選ぶものを変える必要も出てくるかもしれません。
吹奏楽で一般的なヤマハのスチューデントモデルに付属しているオイルがこのバルブオイル「レギュラー」です。
▽オイルの違い▽
通常のバルブオイル(レギュラー):こちらの商品がこれ。ピストンとケーシングの隙間が少し大きめの楽器に使われると、適度な粘度があるためオイルをこの隙間に保つことができ、ピストンを滑らかに動かすことができます。また、バルブオイルの持続時間も長くなります。吹奏楽の部活動のような長時間の練習でも乾きにくい(注油の頻度が少ない)のを求めるのであればこちらの方が効果的です。
バルブオイルライト:通常のバルブオイルに比べサラサラタイプ(低粘度)のオイルです。
バルブオイルライトはサラサラですので、ヤマハではプロモデル以上の楽器、すなわちピストンとピストンケーシングの隙間が少ない精度の高い楽器でより効果を発揮し、軽いピストンタッチ感が得られます。ジャズのアドリブ等で早いパッセージが求められるときなどにもおすすめです。
バルブオイルスーパーライト:ライトよりもさらに粘度が大変低く、アドリブなど特別に速いパッセージの演奏に適したオイルです。ピッコロトランペットなど高音での演奏が求められる特殊管にもお勧めです。
バルブオイルビンテージ :長期間愛用しピストンクリアランスが大きくなった楽器、ユーフォニアムやチューバなどの低音楽器用としておすすめ。
▽注油の仕方▽
バルブケーシングの笠のネジを外し、ピストンを回さずにまっすぐ途中までゆっくりと抜きます。その状態でピストンバルブオイルを2〜3滴注油。それから再び笠のネジを締めて、オイルがなじむように2〜3回ピストンを上下させてください。
▽お手入れについて▽
バルブオイルは、楽器を洗ってから次回洗うまでの間は1種類のものを使用するほうがよいでしょう。ですので、バルブオイルの種類を替える場合には、ピストン及びバルブケーシング内の古いオイルを洗うまたはふき取るなどして除去して下さい。そうすることで新しいオイルの性能を発揮できます。ものにもよりますが、混ざることにより粘りが発生したりはじいたりということが発生し、本来のオイルの性能を発揮できない場合があります。
同一の会社の商品の場合も同様で、たとえばヤマハバルブオイルとヤマハバルブオイルライトは、基本成分は同じですが、微量の添加剤等が異なります。できれば古いオイルをふき取ったり、洗ったりすることをお勧めします。
YAMAHA VOR2 後継 VOR3 Valve Oil Regular Trumpet Cornet Flugelhorn ヤマハ 金管楽器 バルブオイル トランペット コルネット フリューゲルホルン など
■ヤマハ管楽器お手入れ用品
■バルブオイルレギュラー
■100%化学合成オイル
■ピストン、バルブケーシング用
■内容量:60ml
※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。
<航空機への持込み、航空便利用による運送について>
引火点 摂氏122度(華氏252度)
航空法施行規則 第194条3項 適用外
航空機での輸送は可能ですが、客室内に手荷物として持ち込む場合、手荷物検査場でのチェックに時間がかかる場合があります。あらかじめ航空会社の手荷物カウンターにてお預けいただくことをお勧めいたします。
※ 国際便をご利用の場合、渡航先の国により規制が異なります。あらかじめご確認ください。