杉樽仕込 頑固なこだわりしょうゆ（うす口）

瀬戸内海に浮かぶ子犬のような形をした「小豆島」は昔から醤油作りが盛んな島でした。大きな杉樽で２年もの歳月をかけた伝統製法を守り続ける醤油蔵「ヤマヒサ」の醤油はコクと香り、旨味が抜群と大好評です。今では杉樽製法は珍しく、ステンレスタンクやホーロータンクで温度、湿度管理をされ機械的に造られたものが多くなっています。
タンクなら半年もあれば出来る醤油が、杉樽では１年〜２年近くの歳月を必要とします。時間がかかるぶんだけ、ゆっくり、じっくり、原材料の大豆や小麦の旨みを麹菌の力と蔵にすみついている菌の力で引き出されていきます。
タンクを使った速醸醤油とはまったく違った、４００年の伝統製法だからこそ、本物の味やコクをもった醤油が出来上がるのです。