好みの分かれない、大豆醤油に近い風味の魚醤

海洋高校の生物資源研究部が2013年に開発した商品。産卵のために地元に川に帰ってきた鮭を丸ごと使って、豊かなこくとまろやかさをもつ魚醤に仕上げています。いしるやしょっつる、ナンプラー等の魚醤は独特な風味を持つことで知られていますが、「最後の一滴」の風味には生臭みがなく、ほのかな鮭の香りと豊かなコクを料理に付与することができます。そんな新しい魚醤を造り出す秘密は、糸魚川の地形に隠されているのです。
急峻な地形が生む糸魚川産の鮭

魚醤独特の生臭さは魚体中の脂が原因であることが知られています。新潟県の最も西に位置する 糸魚川は、背後に日本アルプス北端の急峻な地形を持つ地域で、市内の河川は中流景観のまま海に注いでいます。糸魚川に帰ってきた鮭は、河口から僅か数百メートルで産卵態勢に入り体力を消耗します。このことは、遡上の早期に脂が落ちることを意味し、糸魚川産の鮭は生臭くない魚醤を造る最高の原料に変わります。
最後の一滴という商品名には、糸魚川で最期を迎える鮭を大切に使いたい!という思いと、料理の最後 に使用すると美味しい!という意味を海洋高校生が込めました。
オイルとの相性抜群です

どちらかというと和風の調味料に位置する魚醤ですが、飲食店ではイタリアンで活用されることがほとんど。その真骨頂はペペロンチーノに現れます。塩を控えめに味付けして仕上げにスプーン一杯、誰もが驚く美味しさに変わります。オリーブオイルと混ぜればカルパッチョソースやサラダドレッシングにも変身。バターとの相性も良く、魚・肉を問わずソテーの味付けにも大活躍します。
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お刺身にも。塩分が高いので少しつけます。魚醤のマスキング効果で生臭みを消して素材の味を活かします。畜肉臭のマスキングも効果があるので、ハムやベーコンに少量塗って食べるのもおすすめです。

フライパンで調理するメニューに合わないものはありません。塩ベースの味付けに最後の一滴を上乗せすれば、誰でもその美味しさの変化に気づきます。

微生物制御に関わる火入れ温度や塩分濃度を数値管理して製造しています。