玄奘三蔵が持ち帰った『大菩薩経』『大唐西域記』の翻訳完成を記念して作られた、唐太宗の聖教序と皇太子(後の高宗)の序記。初唐三大家の一人、〓遂良の最晩年の書です。細い線は勁く強弱の変化を極め、字形は豊かな包容力と拡がりをもっています。この華麗な美しさは、古今の楷書名品中、最も格調の高いものの一つです。 原本は、比田井天来の俯仰法発見の端緒となった「書学院本」です。これは「蝉翼拓」と呼ばれる淡い色の精拓本で、松田南溟手装の袖珍本(小型の法帖)。天来と南溟の研究の跡は、金と朱の圏点として残されています。テキストシリーズではできませんでしたが、今回は圏点まで見える精密印刷により、この名品の魅力を余すところなく再現しました。
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