ドキュメンタリー映画「東京裁判」の映像を見ると、東條英機は満足した表情で死刑判決を受け入れていることがわかります。その顔には、清々しささえ漂っていました。死刑宣告されたのに、恐怖で青ざめるのでもなく、安らかな顔、安堵の表情を浮かべる。そんな顔を見て、「なぜここまで澄んだ顔ができるのか?」と不思議に思ったのです。一方、同じように戦勝国が敗戦国ドイツを裁いたニュルンベルク裁判の判決の様子を調べると、東京裁判の被告たちとは違っていました。粛々と死を受け入れた東京裁判の「A級戦犯」と、怒ったり嘆いたり、半狂乱になる人が続出したニュルンベルク裁判の死刑囚……。両裁判は戦勝国が敗戦国を裁くという面では同じですが、人間が死をどのように受け入れるかという面から捉えると、大きな違いがありました。
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