風景の彼方に草木1本だに見つけられぬ熱砂があるのか、地の果てにはあの名づけられない森羅万象の空洞があるのか、読者と共に見定める覚悟を今、改めて確認する。韓国をめぐって書かれた表題作、たゆまず続けてきた佐藤春夫、折口信夫らの物語の解読の試み――。それらの1回目の報告、と著者自らが語る『地の果て 至上の時』に呼応する第3エッセイ集。リキに会ったのは東京に着いた日の次の日、私が18歳のとき、新宿のモダンジャズ喫茶店「ジャズ・ヴィレッジ」で、である。それから何年経ったろう、私はこの夏44歳になった。(略)私は、方々に旅はしたが、ずっと東京にいた。当時書いていた詩をやめたが、小説は書いている。まだこれからも書き続けるはずだ。――<「新装版序文」より>
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