考えに考え抜き、「自分の底」を突き破った先にあるものとは――。生きる悲哀、世の不条理や人生のさだめなどを、歩きながら沈思黙考し、京都から「日本人の哲学」を生み出した稀代の哲人。自分であって自分でなくする「無私」とはどのような思想なのか。その根源にある「無」とは何か。純粋経験、理性と精神、死と生、悪魔的世界、日本文化と神、特攻精神と自死、宗教意識、ポイエシス、根本実在、行為的直観、論理と生命、永遠の今……。弛まぬ思索と悲しい人生遍歴から編み出された「歌」や「言葉」。日本一“難解"と評される「西田哲学」の沃野を、『反・幸福論』で知られる現代の碩学が、難しい言葉や概念をやさしくかみくだき、柔らかな筆致で読み解く。いまや喪失寸前にある「日本的精神」の核心を衝く、知的興奮あふれる13章。いまを生きる日本人への警世の書。〈目次より〉序章 西田幾多郎の「道」第一章 「無の哲学」の誕生第二章 「純粋経験」とは何か第三章 「絶対無の場所」について第四章 「死」と「生」について第五章 特攻精神と自死について第六章 日本人の宗教意識第七章 「有の思想」と「無・・・
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