「質の高い研究」とは何だろうか。本書は、この本質的な問いをどのように捉え、それに対する答えをいかに導き出しているのかを、11名の実績ある研究者たちが書きおろした論考の集成である。経営学のような実学の場合、真理の追究にとどまらず、社会への貢献を求められることも多い。また近年、大学に競争原理が導入され国際競争力の向上が求められるようになったことで、査読付きの国際雑誌への論文掲載が研究者のキャリア形成上不可欠となってきた。一方で、研究には次の4つの方向性がある。「自分の好きな研究」「真理に近づく研究」「社会の役に立つ研究」「国際的な学術コミュニティで認められる研究」。これらの間での力点の置き方やバランスの取り方について自分なりの選択をする必要に迫られたとき、研究者はいかに自分の進むべき方向性を定めていけばよいのか。本書を読み通すことで、共通する悩みの本質や多様な選択肢の存在が見えてくる。若い研究者が、各論考を相対化しながら、自らが求める質の高い研究の基準を見出すヒントが得られるだろう。
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