商品説明本書は、ノーベル経済学賞受賞者のM・フリードマン、J・トービン、F・モジリアーニ、R・M・ソロー、R・E・ルーカス・Jrの5人と、O・ブランシャール、E・C・プレスコット、P・M・ローマーなど、総勢12人の経済学者に対するインタビューの集成である。いずれも、マクロ経済学の発展を担ってきた世界最高峰の研究者であり、その発言は、今日までのマクロ経済学の歩みとその到達点を記すものになっている。約5年をかけ、インタビューを往復書簡で補うかたちで仕上げられており、彼らのここ数年の動向も伝えている。2人の著者は経済学への造けいも深く、ケインズの「一般理論」を軸にした巧妙な質問で、それぞれの学者の立場を鮮明にしている。ルーカスが、「一般理論は、主流派の経済学者たちに対して、なんの有益な参考ももたらしませんでした」と批判すれば、モジリアーニは、「ルーカスの合理的期待のほうが、理解しがたい経済理論を混乱させた」と断じたりしている。新しい古典派と、新しいケインズ学派の対立点、同じ学派内の微妙な差異などが明確になり、ここにマクロ経済学諸派の相関図が浮かび上がってくる。また、「ケインズが生きて・・・
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