【1a】和田爺謹製越中褌「長寿」(Mサイズ)高級白晒木綿 一枚組
日本製の高級白晒木綿を使用した自家製の越中褌一枚組です。市販品に比べて前垂(まえだれ)がやや短めですが、標準的日本人の体格に合わせた理想の越中褌です。
● 立褌(たてみつ):長さ96cm 幅29〜30cm 全周折返し補強
● 横褌(よこみつ)(紐):長さ138cm 幅2cm
● 立褌と横褌の交差部に力糸(ちからいと)を用いて補強
● 洗濯後のサイズ
立褌:長さ94cm 幅28〜29cm
横褌(紐):長さ136cm 幅2cm
● 洋服にも合うように前垂(まえだれ)を短めに裁断
長い前垂は、着物には合いますが、洋服の場合、前垂が長いと、股間で絡み合い、半ズボンの場合は、はみ出てくる危険性があります。現代では、短めの前垂が合理的で、筆者はその方が格好良く感じます。
● 横褌(紐)は、140cm近くあり、恰幅の良い方でも着用できるようにしています。幅34cmの晒し布を4等分し、四つ折りにして紐にしていますのでしっかりした紐になっています。写真のように臍下三寸(約10cm)腰骨の上端部を通るように締めると緩みません。
#越中褌 #ふんどし #白褌 #しろふん #長寿褌
● 筆者の大学生時代、夏にできた股間の湿疹に悩んでいたところ、旧海軍軍医だった医務長から越中褌を勧められ、呉の海上自衛隊のPXで購入・着用したところ、嘘のように治癒しました。その後、発疹に悩まされることもなくなり、越中褌の効用に感動しました。爾来、50年余り、下着として一年中越中褌を愛用。筆者は、パンツやブリーフのたぐいは持っておらず、白晒木綿の越中褌のみを着用してまいりました。
● そのせいもあってか、熟年に至って日本伝統の裸褌祭に興味を抱くようになり、20年にわたって全国100箇所余りの裸祭を取材し、Wa☆Daフォトギャラリー http://wadaphoto.jp に発表してきました。
● 日本人は、江戸・明治期を通じて、男性の下着は六尺褌や越中褌などの褌のみでしたが、大正期からパンツが入ってきました。そのため裸祭も褌を止めてパンツ(ハンダコ)に代わるところが出てきましたが、筆者は、パンツの裸祭は日本の伝統文化を変質させたものとして褌しか着用しない裸祭のみを取材して来ました。
● 博多祗園山笠や西大寺会陽など著名な裸祭では、褌姿以外は見当たりません。パンツ姿では、勇壮さや男らしさが損なわれるからです。博多山笠に至っては女児までが褌(締込み)を締めています。裸褌文化万歳!
● 越中褌の締め方: 衣服を脱いで全裸となり、越中褌を広げて、立褌(布の部分)の上部が尻に当たるように、左右の横褌(紐)をそれぞれの手で持ち、横褌を脇腹から腹部に導き、丹田(たんでん)と呼ばれるツボのある臍下三寸( 約10 cm )の位置で、ややきつめに蝶結びにします。この位置だと、横褌は左右の腰骨の上端部を通りますので、横褌が骨に固定され、褌が緩みません。
これより高い位置に締めますと、横褌が固定されず、直ぐに緩褌(ゆるふん)の状態になります。逆に、正しい位置より下に締めますと、露出気味でだらしなく見えますので、正規の位置にキチッと締めるようにしましょう。六尺褌の締め方も全く同じ要領です。。
次に、足を広げ、少し前傾しながら片手で後ろに垂れている立褌を股下から掴み、股下をくぐらせて前方に導き、両手で横褌の内側から前に垂らして下さい。両手で前垂れを広げ、緩みのないように調整してできあがりです。褌を外すときは、蝶結びの片方の紐を引けば横褌が緩み、直ぐに外すことができます。
● 越中褌の畳み方: 筆者が大正生まれの母から教わった越中褌の畳み方をご紹介します。国旗の畳み方と同じで、1〜7の順に畳んでゆきます。これだと箪笥(たんす)の引出しに立てたまま収めることができ、使用するときは端から取り出し、洗ったものは反対側に補充してゆけば順序よく使用できます。
S.H.:和田 義男 様 桜花爛漫の候 長らくご無沙汰しております。丁重なメ−ル拝受 お元気で何よりです。
早速ですが、 「 長寿2枚」 お願い致します。「ゆうちょ銀行」で送金をと思っております。記載済みか と思いますが、改めて振込先を願います。 満85歳 緊褌一番 相応に前向きに生きております。何とぞ 宜しくお願い致します。3月27日
和田:こんばんは。お久しぶりです。お元気で何よりです。早速のご注文、光栄です。二枚組2500円を本日お送りします。ご査収後、下記口座にお振り込み下さい。ゆうちょ銀行(以下略)以上、よろしくお願いします。ありがとうございました。〈 拝 〉
S.H.:和田 義男 様 こんばんは。早々に長寿2枚お送り頂き有り難うございました。先程、近くの郵便局から送金させて頂きました。
何時もながら、迅速かつ几帳面さに驚いております。使用者の立場を考えた丁寧な立派な品ですね。何時ぞや頂いたもの共々大切に使わせ頂きます。
小生、家では殆んど着物、時には外出時もです。従って、肌着はすべて和式で統一しております。やはり下着は、日本古来の越中褌が一番ですね。
中学生の頃から常時愛用し現在に至っております。洋装時も他の褌や洋式のものは殆んど使いません。ご造詣の深い貴兄には多くを教示頂いております。貴兄の作品は、仰る通り洋服時には最適ですね。
馬齢を重ね水浴・滝行は控えておりますが元気です。早速、今宵の入浴後に着用させて頂きます。貴兄を偲び感謝の念を込めて… 有り難うございました。3月28日
和田:こんばんは。お知らせありがとうございました。東京都青梅市の武蔵御嶽神社の滝行でお逢いして以来、長いお付き合いですね。一貫して日本伝統の和服や越中褌を愛用されているHさんに和田爺謹製越中褌「長寿」をご購入していただき、光栄です。長年着用している人でないと分からない仕立てをしています。丈夫で長持ちする快適な晒木綿の越中褌です。末長く愛用下さい。ありがとうございました。〈 拝 〉