《オンダルとピョンガン姫の物語》〜リコーダー四重奏のためのバラード〜

作曲家西部哲哉のリコーダー四重奏最新作です。韓国の古民話「オンダルとピョンガン姫の物語」に基づいたリコーダー四重奏バラードです。6世紀の高句麗に実在したオンダル将軍と王女ピョンガン姫の波乱万丈の物語は韓国の古民話として有名です。曲は「I　高句麗（コグリョ）の泣き虫ピョンガン姫」「II　オンダルとピョンガン姫の恋と冒険」「III　阿旦（アダン）城の告別〜星になった勇者オンダル」の3楽章から構成され、泣き虫ピョンガンがオンダルと恋をして結婚、オンダルも高句麗最高の武将として戦うも、最後は戦場の露と消えるまでを描きます。リコーダー四重奏として、初心者から中上級者まで広く楽しめる、約10分ほどの小品です。なお、この作品は、リコーダー演奏家吉澤実氏の委嘱で作曲されました。2024年10月、氏の指揮する「杉劇リコーダーず」（横浜市磯子区民文化センター杉田劇場が主宰する区民のためのリコーダーオーケストラ）により初演されています。