世界的評論家のパーカー氏が、「ロワール渓谷における最高の赤ワインの生産地!」と褒め称える「シノン」の凄腕蔵「クーリー・デュテイユ」。1921年に設立された家族経営のワイナリーで、現在は創設者であるバティスト・デュテイユ氏の曾孫であるアルノー・クーリー・デュテイユ氏がドメーヌを管理しています。
アルノー氏は、フレッシュさを失わず、かつ、より熟したブドウ、よりフルーティーなワインを目指しています。そのために、ブドウの成熟度を重要視しています。十分に成熟したブドウは、ワインに熟した果実の味わい、絹のようなしなやかなタンニンの舌ざわりを与えながら、素晴らしいフレッシュさを保ちます。この蔵では、10月中旬または下旬の収穫は特別なことではなく、通常のはるか後で収穫するために、剪定により房の間隔を空けて腐敗のリスクを軽減するなど、ブドウ畑ではさまざまな作業が妥協なく行われています。
主に栽培しているのはカベルネ・フランで、この品種は気まぐれで、熟成期間が長いとすぐに熟しすぎてしまうため、成熟度をコントロールするためには、迅速に収穫し、大規模なチームを動員することが不可欠です。フェノールの成熟度を基準とし、収穫日が近づくと、チームのメンバーは毎日ブドウ園で過ごしてブドウを味わいます。
長年にわたり、環境に優しいブドウ栽培、ワイン作りを行っています。ワインの分析では、残留農薬は示されていませんし、ブドウの樹の周りには草が生え、多くの生き物が暮らしています。亜硫酸塩は最小限の量で、固有の酵母を使用…etc。
また、クーリー・デュテイユでは、創設以来、クロ・ド・レコー、クロ・ド・リーヴという2つの名高い畑を所有しています。ここでは樹齢50年以上のブドウが植えられています。シノンの要塞の向かい、粘土石灰岩の土壌にある壮大なクロは、伝説のペトリュスの評判を築いたのと同じ青い粘土でできています。クロ・ド・レコーは、力強さと素晴らしいエレガンスを兼ね備えたワインを、クロ・ド・リーブは、繊細さでしなやか、素晴らしいフィネスとエレガンスのワインを生み出します。
いずれのワインも有名コンクールでメダル獲得、上級キュヴェはパーカー最高92点、ワインスペクテーター最高93点獲得など、高い評価を得ながらお値打ちの掘り出し物となっています。
フレッシュかつ熟した果実の味わいが楽しめるシノンの秀逸蔵。パーカー最高92点獲得。
まろやかでフルーティー、調和のとれたタンニンのワインを目指して作られたワイン。秋にリリースされるため、「ラ・クーレ・オトナル」と名付けられました。赤と黒のフルーツの穏やかな香りとスパイスの香りが広がります。口に含むと驚くほど豊潤で、タンニンは非常に柔らかいです。凝縮感は控えめで、繊細な赤。煮込みやソテーした白肉・赤肉、シャルキュトリーやヤギのチーズに。
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