シャサーニュ・モンラッシェ村に居を構える家族経営の老舗蔵「ドメーヌ・ファミーユ・ピカール」。フランスを代表するワイン雑誌レヴュー・ド・ヴァン・ド・フランスやブルゴーニュ・オージュルディ、一般誌のフィガロやリベラシオンなどにも掲載される注目蔵です。
ドメーヌは、1951年に当時シャニー村に2ha所有していたルイ・フェリックス・ピカール氏によって設立されました。現在は、3代目となる彼の孫娘フランシーヌ・ピカール女史により管理運営されています。
2010年にドメーヌを継いだ彼女は、長年に渡りワイン作りに携わる素晴らしい技術者たちとともに学び、有機農法とビオディナミ農法を導入しました。現在、主にモンタニー、メルキュリー、シャサーニュ・モンラッシェ、サン・トーバンの4つの村にある自社畑全体が有機栽培で管理され、内30haがビオディナミで管理されています。
彼女は、優れた条件の畑の力を充分に表現したワインを作ると同時に、ブドウの木に健やかな環境を与えるということを大切にしています。
天然資源、植物資源、動物資源の保全を尊重することに特に気を付け、環境マネジメントシステムISO14001規格に基づき、9つの日々の行動の指針を定義し、規制要件を遵守しながら継続的にプロセスを改善しています。これまで男性主体のワイン業界で、女性に何ができるかを世界に証明したいと強く決意しています。
彼女は自分のチームに何をすべきかを指示するだけでなく、未来の世代のためにどんな犠牲を払ってでも環境を保護するという価値観と信念をスタッフ全員と共有しています。ブドウ畑が清潔で美しくあればこそ、より良い果物が生まれ、より良いワインができると信じています。
ワイン作りに愛情と情熱を注ぎ、ワイン生産地に深く根ざし、その地域のワインとアペラシオンに光を当てることを目指しています。
と語るフランシーヌ・ピカール女史。
やわらかな酸とミネラルのバックボーンに支えらた濃縮したフルーツの厚み、まさに美しいテロワールに引き込まれる名作です。
1900年代からブドウ栽培を行う老舗。現オーナーのピカール女史は、よりきれいなブドウ畑がより良い果実を生み、より良いワインを生み出すことができると信じ、全ての畑で従来の方法からオーガニックおよびビオディナミに移行。 テロワールに忠実なワイン、ジューシーでフルーティー、酸味とミネラル感が非常にバランスが取れているワインを目指しています。
メルキュレとジヴリーに畑を持つ「ドメーヌ・ヴォアリック」では、ジューシーで魅力的、流れるようにエレガントなワインを作っています。「ブルゴーニュ ピノ・ノワール」は、1960年から2000年に植えられた幅広い年代の有機栽培のブドウを使用。ブラックベリー、プラム、タイム、火打ち石などの熟した香りがし、口に含むとまろやかで、ブラックチェリー、イチゴ、グリーンペッパーコーン、ブラウンマッシュルーム、土などの複雑な風味が楽しめます。
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