


これは、あるヨーロッパのワイン紹介の記事です。記事には、次の言葉が続きます。「それは干し草の山で針を探すようなものです。」と、のっけから大変な褒めまくりをしていますが、この言葉はまさしくその通り、太鼓判を無制限で押したい蔵元「ドメーヌ・デュ・ボールガール」。
ブルゴーニュの試飲会で、初めて知ったボールガールですが、行き届いた口の中に広がる赤、白のブルゴーニュは、知らずにブラインドで試飲したならば、村名でもなく、一級畑でもないことに驚愕するほどの、まさしくブルゴーニュワインの神髄ともいえる美味しさでした。壮大なジュヴレ=シャンベルタンや洗練されたヴォーヌ=ロマネを毎日飲む事はできません。しかし品質の高い完成度と価格において、このバーガンディは毎日楽しむ事を可能にしました!
それというのも、この小さな5世代続く名門は、自分たちの目先の利益よりも、大切に育て上げた自分たちのワインが誰でも楽しめるようにという信念ともいえる配慮を貫き通してきたからです。畑は、古都ボーヌから、わずか数キロにあり、畝に草を植え除草、有機肥料、堆肥をほどこし、循環型の自然を尊重して丹精しています。生産の主役を占めるのは、ピノ・ノワール、少しだけシャルドネとアリゴテも持っています。
「2014ブルゴーニュ・ルージュ」は、12ヵ月オークで熟成し、果実の凝縮感にリッチな香りを添えています。6.6haから生まれる、リーマンのポマールとでもいえる素晴らしい赤です。当然、ブルゴーニュワインの有名コンクールでも見事金賞!金銀銅、その上、ブルゴーニュの特別なワインにだけ与えられるタストヴィナージュ2014年にも選ばれました。
ボールガールのワインを扱う腕利きのワイン専門店は、フランスだけでも146店も存在します。どれほど信頼厚い生産者か、この数が物語っています。彼らの生活が成り立つだけの価格設定のお陰で、どれほどのブルゴーニュ愛飲家を幸せにしてくれることでしょう!
味わいの素晴らしさは、語るまでもないところですが、あえてのご案内。野生のイチゴとラズベリーと樽熟成からくる魅力的なフルーツノート。口当たりは非常に柔らかく、果汁が五感に沁みこんできます。最後に丸みのあるフルーツ感と繊細で美しい酸味がまとまってフィナーレを迎え、完璧ウルトラD難度の着地成功!例えばお料理を楽しむのなら、華やかな家禽の料理、ローストポーク、子牛や子羊、オムレツ等の卵料理、仔牛の胸腺など、そして洗練された魚のパイ包み焼きにも寄り添うことができるにくいヤツ。
これほどメッケものの素晴らしいブルゴーニュは滅多にお目にかかれるものではないと実感できる一本です。ヴェリタスの店長としても、個人のワイン好きとしても、絶対オススメです!
古都ボーヌ近くで5世代続く名門。高品質ながら毎日楽しめる素晴らしいバーガンディ。
フレンチオーク樽熟成。赤い果実と黒い果実の凝縮した香り。滑らかで繊細、フレッシュなピノ・ノワール。赤身の肉や鶏肉の料理に。
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