(七月◇特売品)山形県釜師 佐藤清光作 宗旦好 裏甲釜〔透木釜〕〈税込・送料込〉【中古・美品】

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★ユーズド商品です。
釜内部の錆はほとんどないので、拡大画像にてご確認ください。
お釜を炊いてみましたが、きれいなお湯で濁りも匂いもありませんでした。
唐銅蓋には変色や使用感があります。

※お釜はきれいなので大事に使っていただきたい商品です。

◎表千家では、3月に透木釜、4月に釣釜を使われますが、
裏千家では、3月に釣釜、4月に透木釜を使われます。どちらも五徳の蓋置を良く使われます。

☆寸法
全高21cm 全径34.6cm 胴径27cm 蓋径12.3cm 共箱・替蓋・共布・釜鐶・紙箱

★この商品は特売品担当、増田がサポートしています。
◆裏甲釜
宗旦好。いり鍋を逆さまにして底と口を改造した茶釜。いり鍋を逆さにした形姿。
裏甲釜の甲は、透木釜の羽に鐶付がなく、両方に取手のついているのをごうの釜、又ごう取手の釜と古くは呼んでいる。
ごうは寄せかけるという意味で、取手を釜に寄せかけておくからの名と言われている。
この取手を切掛釜の腰に裏側から仕付けて透木釜に直したところから「うらごう釜」の名が生まれてきたと思われる。
胴と底の部分に段があり、裏の取手は鉄の舌のような形をした物が二枚あり、これを両脇の裏へ差し込んで透木釜に使用し、取れば普通の五徳据えの釜になる。

●佐藤 清光(さとうせいこう) 
大正5年山形市に生まれる。
昭和28年日展に初入選。
茶の湯釜の肌打ちの名人であった無形文化財保持者・根来実三氏に師事する。
青年期より日本画を高橋立洲人に、俳画(俳画名壮石)を小野田高節にそれぞれ師事し、絵心を養う。
箆(へら)押しの技術に長け、右に出る者がいなかった。
◇透木釜の名称の由縁である透木は、敷木(しきぎ)から転訛した言葉と言われます。
釜の羽を支え、炭火がおきやすいよう通風をよくする役目を持っています。
炉縁ぎりぎりの大きな羽の釜は炭手前で釜を上げたりかけたりする場合、炉縁を傷つけないよう、羽根が小さい釜は左右が均一に透木に乗るよう、十分気をつける必要があります。