四天王寺伽藍図 (してんのうじがらんず)
竹原春朝斎は多くの大阪名所を描いた江戸中期の画家。大阪を代表する古刹のひとつ、四天王寺を空から見たように描いた鳥瞰図画集です。本の仕立は折れ本と呼ばれるパノラマ絵図が楽しめる体裁をとっています。表紙に若干の傷みが有りますが木版刷の状態も良く、200年前の四天王寺界隈の道行く人々まで写された絵を眺める事が出来る稀少書です。
著者:竹原春朝斎(たけはらしゅんちょうさい)
出版社:淺野 藤屋弥兵衛
出版年:1790
コンディション他:初版(寛政2:1790年刊)/表紙に蔵書票剥がし跡/裏表紙に蔵書票貼込/折れ本/丁の隅に僅かに虫損補修/その他美、年代的な点で状態良好な書/ 木版墨刷