2024年度産北海道産赤えんどう豆 1kg

えんどう豆和名：エンドウ蔓性の1〜2年生草本で、先端が分岐した巻き髭状になっていて、支柱に絡みながら伸び、1〜2ｍほどになります。花は蝶に似た形で花柄に1〜数個の5花弁をつけます。花色は白、紅、紫などがあり、莢は扁平で、中に5〜6個の種子ができます。種子の大きさは4〜10mmで種皮色は淡緑、黄色、褐色地に紫黒微斑を持つものなどがあります。連作障害の影響を受けやすく、連作してしまうと収穫量が激減してしまいます。えんどう豆は人類と最も古いかかわりをもつ豆類の一つで、メソポタミアで生まれ、日本には中国を経て遣唐使により9〜10世紀にもたらされたといわれます。平安時代中期に作られた辞書である「和名類聚抄（わみょうるいじゅしょう）」には「乃良末女（のらまめ）」の名で記載されています。本格的に栽培されたのは明治に入ってからで、色々な品種が欧米各国から導入され、全国各地で生産が始まりました。乾燥豆として使う子実用えんどうは主に北海道で明治の後半からヨーロッパへの輸出用として多く栽培されました。昭和初期には3万haにも及ぶ広大な広さで栽培されていましたが、現代では上川地方を中心に僅かな広さしか生産されていません。現代の乾燥豆の大半は輸入品でカナダ、イギリス、中国などから輸入しています。乾燥豆には子実の色合いにより青えんどうと赤えんどうがあります。赤えんどうは古くから蜜豆や豆大福に使われ、落雁用としても重要です