千曲川のほとり とうそんのにごり酒 「にごり酒 にごれる飲みて 草まくら しばしなぐさむ」 文豪・島崎藤村の名作「千曲川旅情のうた」の一節をもとに名付けられた「藤村のにごり酒」。千曲川の岸ちかき宿でにごり酒を飲んだ藤村に思いをはせ、同じにごり酒で「しばしなぐさむ」という心境に浸ってはいかがでしょうか。とろりとした甘みと純米ならではの旨味に豊かを感じます。《千曲錦酒造》酒蔵のある佐久市は佐久平と呼ばれる標高700mの高原です。北に浅間山山系、南に八ヶ岳連峰、その真ん中に日本最長の川「千曲川(新潟県に入り信濃川と名前が変わります)」が脈々と流れています。そんな大自然に囲まれて極寒(真冬は早朝で氷点下10℃位に冷え込みます)の季節に醸します。大吟醸酒などを仕込むには気温が低いことはありがたいのです。仕込み温度まで蒸米を冷やす為にも、雑菌の抑制の為にもこの寒さは必要で、まさに信州佐久の自然が酒蔵です。