さよなら「築地市場のバナナ」 エクアドル産キャベンディッシュ種 約2kg(3〜6本×4P) ※常温 frt ☆
「さよなら築地市場のバナナ」
昭和10年に開場した築地市場。
場内には鉄道が張り巡らされ、機関車で荷物を運び降ろしする、当時としては最新鋭の設備を誇るハイテク市場でした。
そんな築地市場の目玉が「バナナ熟成室」
当時高級フルーツだったバナナを専門的に扱うため、肝いりで作られた、中央卸売市場の中でも最大級の施設が作られたのです。
当時は台湾から竹籠で入荷し、バナナ室の地下に搬入しガスを発生させ高温にして熟成させていました。
現代のような空調設備は無くそれはそれは凄まじい環境で、職人が経験と勘で熟度を見極めていたのです。
その後、フィリピンが中心になると輸送資材も竹籠から段ボールに変化。大手商社の空調を要した大規模な追熟施設なども出来上がり、昭和40年代に築地のバナナ室はその役目を終え、平成に入るころにはバナナ部会も解散をしたのです。
本品は、室が無くなってからも培ってきた目利きのノウハウを受け継ぎながら、築地市名の名を冠して選び抜いたバナナです。
80余年の築地の歴史と共に歩んできたバナナ。
最後の出荷となります。ぜひ御楽しみ下さい。