体重も身長も同じで最大筋力も同じ2人の選手、A、Bがいたとします。その2人が同じフォームでジャンプしたとします。
体重も最大筋力も同じでジャンプのしかたも同じならジャンプ力は同じになると思いませんか?
でも、実際にはそうなるとは限らないのです。
たとえ、最大筋力が同じでも瞬間的に力を出せるかどうかでジャンプ力には差が出てしまいます。
有賀先生のおっしゃるジャンプスキルというのはこうした瞬間的に爆発的なパワーを生み出せるスキルも含めた話になります。
ちなみに跳び方・フォームをどれだけ改善しても、この差は筋肉の鍛え方によって変わる要素ですからどうしようもありません。
やり方を間違えると筋力は同じなのにジャンプ力が人より劣るB選手のような状態になりかねませんから、しっかりとした研究成果に基づいた正しい方法でジャンプ力を高めるのが重要になります。
【内容紹介】
- ジャンプ力を上げるのに必要なのはどの筋肉? 正しく答えられますか? どうしたらうまく筋肉を最大限に使えるか答えられますか? できるだけ最短最適な方法でジャンプ力を向上させたいなら必見です
- ジャンプ力を向上させたいと思ったら最初に考慮すべき2つのアプローチ法。ジャンプ力がついても試合で力を発揮できなければ意味がありませんから重要なポイントです。
- とにかくジャンプの高さがほしい! という方なら必見の即効性+長期目線で効率良くジャンプ力をアップさせるための方法
- ある条件を満たしたトレーニングを行なうことで人間の体の仕組み上、パワーが増強される現象が起こることが分かっています。研究者だからこそ指導できる特殊なトレーニング法とは?
- ジャンプ力に影響を及ぼす筋肉以外の「ある器官」とは? その器官の力を引き出すことで、人が持つ「バネ」の能力を引き上げることができ、ジャンプ力も上がります。
- 下半身、体幹、上半身とパワーを効率良く伝達してジャンプに大きな効果をもたらす体づくりの方法。持っている力を無駄なく発揮するのに役立つ方法です。
- プレーに活きるジャンプ力をつけたいのなら、知らないとまずいジャンプの3タイプとは? ジャンプ=足だからスクワットやればいいなどという適当なトレーニングよりも、はるかに効率の良いトレーニングができるようになります。
- なぜ、他の人と体力も筋力も大差ないはずなのに自分は高く跳べないのか? そう思うならこの2つを確認してみてください。
- ジャンプ力を本格的に伸ばしたかったらスクワットはほぼ必須です。では、トレーニングし始めで目指すべき筋力はどれくらいでしょうか? 今のあなたの筋力が多いか少ないかの判断の1つにもなります。
- ストレッチでジャンプ力が伸びる方法はありますが、デメリットを知らずに無視していると……。ジャンプ力を高めるために行うストレッチをお勧めしない理由。
- ジャンプ力アップに最適だと考えられる効率の良い筋トレがどんなものか知っていますか? どの筋肉をどう鍛える? 重量は? 1セットの回数は? セット数は? 頻度は? その答えは……
- ジャンプ力アップにはスクワットさえすればいいというわけではありません。ジャンプ力に直接影響する筋力を強化するうえで有効なトレーニングメニューを6つご紹介。
- スクワットのよくある3つの勘違いとは? ケガを防ぎながら、効率良くトレーニングするための方法
- 中学生はやらないほうがいいトレーニングとやっていいトレーニング。効果とケガのリスクを考慮した中学生のメニューとは?
- ジャンプ力を向上させようと思ったら筋力だけでなく関節も意識する必要がありますので、関節部分を考慮したトレーニングを解説
- ジャンプ力アップに有効な自宅でできるお勧めのトレーニングとは?
- ジャンプ力向上に役立つバーベルスクワットのやり方とは? 効率と安全性を追求した方法を解説
- トレーニングメニューには今の筋力によって変えていくことでより効率良くジャンプ力がつきます。そこで、効率良くジャンプ力を向上させていくための具体的なステップアップの方法をお教えします。
- ジャンプ後の着地姿勢のコツ。ケガをしにくくし、次の動作に悪影響を極力及ぼさないようにするための着地の方法
- 試合中、リバウンドやブロック、ヘディングなど垂直跳びのようにその場でジャンプするときに高さを出すために有効な方法とは? このフォームができればジャンプ力はすぐにでも上がります。
- その場で高くジャンプしたいのなら、このチェックポイントを見てみてください。ジャンプ動作の妨げになっている体の使い方が分かります。
- その場でジャンプするときの腕の使い方、こんな間違いしていませんか?
- 上方向へのジャンプ力を高めるうえで有効な6つのトレーニング法とは?
- バスケやハンドボールのシュートのときのように片足で踏み切ってジャンプするときのパフォーマンス向上に役立つ三段跳びトレーニングとは? シュート時だけでなく、シュート後の動きもよくなります。
- 連続的にジャンプしなくてはならない状況でも安定的した動作、そして十分な高さを生み出す筋力とスキルを身につける方法
- バレーのスパイク動作などで助走をつけると真上に高く跳びたいのに前方向に体が流れてしまう……と悩んでいませんか? 角度のある強烈なスパイクを打ちたいならこのスキルはぜひ身につけてください。
- 高さだけでなくボール獲得・キープも考慮したリバウンドにフォーカスしたジャンプトレーニングとは?
- バスケでダンクシュートを決められるようになりたい? だったらこのジャンプトレーニングをこの頻度と回数でやるのが有効です。
- ダンクシュートの高さが足りない……それならこの方法が使えれば、現在の体力でも高さを伸ばせる可能性があります
- バレーのブロック、バスケやハンドボールのシュートブロックなど横方向に素早く高くジャンプするには?
- 横方向に跳ぶときにジャンプのパフォーマンス悪化につながるNGポイントと対策とは? 自分の思っていた限界を簡単に超えられるかもしれません
- ジャンプの距離をもっと伸ばしたい! と思っている方へ。姿勢と腕、それぞれに2つのコツがあります
- バスケやハンドボールのシュート、バレーのスパイクサーブなど斜め前方向に跳ぶときに有効なトレーニング方法とは? ちょっとした道具を使うと効果的です
……といった上記の内容、商品情報に記載の内容のほかにもまだたくさんの要素がDVDにて解説されています。
【監修者・解説者紹介】
有賀誠司
1962年東京生まれ。
東海大学大学院修士課程体育学研究科修了(体育学修士)
ソニー企業株式会社アスレティックトレーニング研究所 所属
東海大学スポーツ医科学研究所助手
東海大学スポーツ医科学研究所教授
東海大学健康学部健康マネジメント学科教授(現在に至る)
東海大学では筋力トレーニングの方法や指導に関する研究と教育活動を行うとともに、国内最大規模の東海大学トレーニングセンターにて
学内の体育会所属クラブ(約20団体、約1,000名)のアスリートに対するトレーニング指導や学生スタッフの育成に従事。
これまでに、柔道、スキージャンプ、バレーボールなどの日本代表チーム及び選手のトレーニング指導を歴任。
バスケットボールの実業団チームの指導実績もある。柔道の世界選手権を3連覇した井上康生氏のトレーナーとしてフジテレビのTV番組、
アナザー・ストリーにも出演している。
その他、中高年世代を対象とした健康体力増進のためのトレーニングのアドバイスも多く手掛ける。