石立真悠子 「1対1スキル」コーチング ハンドボールオフェンス上達の秘訣

ハンドボールのオフェンス力を飛躍的に向上させるためのDVD教材です。日本代表経験を持つ石立コーチの指導法で、実戦で活かせる1対1の技術と戦略が身につきます。基礎動作から応用まで、駆け引きや重心の使い方、効果的なフェイント方法など詳細に解説。初心者から上級者まで、実戦で得点を増やすための実用的なトレーニングを豊富に収録しています。選手の成長とチームの勝利を目指す指導者におすすめです!
指導者プロフィール
石立 真悠子(いしたて まゆこ)
1987年 1月18日生まれ/福井県出身。

福井市明倫中学校→石川県小松市立高校→筑波大学→オムロン→フェヘールバール(ハンガリー)→福井県体育協会(JJGang)→三重バイオレットアイリス

日本を代表するセンタープレーヤーとして活躍しながら、豊富な経験を活かし、ハンドボールの普及と発展に尽力している。
2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会で大活躍されたその年に、三重バイオレットアイリスのコーチに就任し現在に到る。


このプログラムの一部をご紹介すると...
Vol.1 基礎編
トレーニングの進め方

■選手の競技レベルを上げる科学的ストレッチの方法を解説!
石立氏の指導は、単に筋肉をほぐすストレッチとは一線を画しています。
フェイントで使う腸腰筋、大臀筋、アキレス腱などのストレッチを実演を交えて学ぶことができます。
プロレベルの科学的なストレッチ理論を取り入れて、
怪我の予防はもちろん、キレの良い動きへともつながるので、
選手の運動能力を向上させて個々のレベルを高められるでしょう。
■選手が自分で考えて成長する、トレーニングで意識するポイントとは?
練習法の解説で、石立氏は呼吸や姿勢、使う筋肉を意識することの大切さについて言及します。
世界レベルで活躍してきた石立氏が、呼吸、姿勢、使う筋肉によって力の入り方が変わることを意識することの重要性について解説します。
選手自身がストレッチや基礎トレーニングの際に、体の動き、重心の位置を意識することで身のこなしがよくなるばかりか、フェイントのキレを増すことでオフェンスの幅が広がります。
■キレの良いフェイントにつながる、ヒップヒンジの使い方とは?
石立氏はフェイントにつなげるために、臀部の動かし方に意識を置くように指導しています。
フェイントのステップ動作はお尻や両脚の動かし方にあり、お尻の筋肉を上手く働かせることで、鋭いフェイントにつながることを解説します。
体幹や姿勢の安定を意識することで、フェイントから抜き切って得点までつなげる、オフェンス力を手に入れることができます。
■フェイントした後の動きにつながるランジ動作とは?
石立氏の指導では、進む動作と止まる動作の意識がはっきりしています。
「ランジからクロスしてジャンプ」、または「ランジから止まってパス」など静から動への滑らかな移り変わりをマスターすることができます。
この動きを手に入れることで、今まで攻め込めなかったスペースにも切り込むことができ、相手の裏をつくようなオフェンスの可能性が広がります。
これまで以上に得点のチャンスを作り出すことができるでしょう。
■世界レベルで活躍するフェイントを作る基礎的な動きとは?
石立氏の指導では、臀部の使い方にフォーカスした動きを徹底的に選手に教え込んでいます。
フェイントの基礎である体重移動や臀部で動作をストップすること、胸郭を締めてメリハリの効いた動きができるように指導していきます。
また、臀部を引き、膝を前に出さない意識を繰り返すことで怪我の予防につながることを強調しています。
■フェイントからのストップ動作の基礎となる足や体の使い方は?
大きく逃げる動作や、フェイントからのストップ動作を効率良く行うために、母指球と小指球を使ったフットワークの正しい動きを意識します。
足裏を正しく使うことで、フェイントした後に潜る動きとして、踵から着地した後の推進力、腹部に力を入れて頭の位置を保ち、つま先と膝の向きを揃えた正しい体の使い方を意識することで、力強い動きを手に入れることができます。
■フェイントの精度を高めるための重心の崩し方を身に付ける方法とは?
フェイントの指導をすると、自然なフェイントができず、ぎこちない動きをする選手が出てきませんか?
このパートでは、重心を崩してバランスをとる練習のため、円の周りを「追いかけっこ」させるトレーニングを紹介しています。
頭を円の中に倒し、重心を崩して自然と足が出ることを選手に確認させることにより、正しい体の使い方を意識させることができます。
■DFを引きつける!切り返しによるフェイント動作の秘訣とは?
リズムを変えたボディーフェイクをする時、上半身や足だけのステップ動作をしている選手を見かけませんか?
石立氏が効果的な切り返し動作を徹底的に解説しています。意外と軽視しがちな、ボールをもらうまでの動きを確認することができます。
特に、頭で上体を押さえることで、DFを寄せることができることを実演を踏まえて詳しく説明しています。
■ライバルと差がつく、切り返しのフェイントの切れ味が増す指導法とは?
フェイントの中で一番シンプルな切り返しをプロレベルで行えるように指導できますか?
床が斜めにあるように体を傾けてストップするイメージを共有できるかどうかで、切り返しのフェイントのレベルをワンランク上げることができます。
上に飛ぶのではなく、軽くステップして、DFを完全に置き去りにするコツを実演しながら、解説しています。
■DFの力をいなすように抜く、頭を残して足を逃がすフェイントの技術とは?
フェイントで相手を意図的に動かす方法として、頭を残して足を逃す動きがあります。
ストレッチの動作やヒンジやランジ動作を逃げる動きに応用することで、足捌きができます。
切り返しのフェイントと足を逃がすフェイントを巧みに使い分ければ、1対1のスキルで攻撃の起爆剤となることでしょう。
■世界レベルで戦う、ハンドボールに必要な1対1のDFとの駆け引きとは?
1対1において、いかに相手を意図的に動かしたり、騙したりするかが大事です。
中高生だと単調なリズムになりやすいので、リズムの変化を意識させたり、高低差で相手を騙したりする高度なフェイントテクニックを解説しています。
指導者として選手に簡単にフェイントが行えるようになる再現性が必要ですが、意識を変えることで簡単にフェイントのレパートリーを増やすことができるよう指導することができます。

Vol.2 応用動作編
トレーニングの進め方

■ウォーミングアップでフェイントにつながる動きを身につける方法とは?
石立氏の指導では、ウォーミングアップとしてフェイントを意識した体の動かし方や相手との駆け引きを、実際の動きを交えて解説。
この方法を取り入れれば、1対1への怖さをなくし個の力で打開することができるワンランク上の選手が一人、また一人と増えて、オフェンスの確かな基礎を確立することが可能になります。
■ボールを持たずにできる!チームの1対1の引き出しを増やす「あるゲーム」とは?
ハンドボールのウォーミングアップとしてパス回しなどをしている方も多いと思いますが、ボールを持たずにウォーミングアップする方法があります。
「尻尾取り」を練習に加えることで、ディフェンスの動きを見ながら、冷静かつ無駄のないフェイントの動きの習得が可能になります。
ボールが不要なので、練習場所の制限があるチームはもちろん、ゲーム要素があるので、飽きずに継続して取り組んでもらえることでしょう。
■数的優位を作り出す、フェイントからのパス動作とは?
ハンドボールではディフェンダーを引きつけて数的有利を作ることが大事です。
そこで、相手にボールを奪われない体の近くにボールをおき、左手で壁を作りながらプッシュパスをしたり、隣のDFを近くに寄せる突破の動きをすることで、1対1を起点に数的優位を簡単に作り出すことができます。
■常に状況判断を素早くする!実戦を意識した1対1で、DFとの駆け引きを学ぶ練習とは?
ハンドボールでは、ゴール前までパスで繋ぐのが基本ですが、状況判断をしながら1対1でオフェンスを仕掛ける練習を解説します。
DFの守備位置、仕掛けるタイミングを観察する眼、そして相手を引き連れて切り離す、DFとの駆け引きなどを学ぶことができます。
DFが寄るタイミングを待って、振り切った後にゴールへ向かって深く潜る練習をすることで、これまで以上にチャンスを作り出すことができるようになるでしょう。
■ワンパターンな攻めにならない、負荷をかけた練習とは?
状況設定や判断が簡単なワンパターンな練習ばかりしていませんか?
このパートでは、1対1に入る前にオフェンスとディフェンス両方に負荷をかけて練習をすることで、DFの寄せをかわす動きや、体勢を立て直してパスやシュートを狙う意識が身に付く練習法を解説します。
潜り込んだ足で踏ん張っていてジャンプシュートやパス、大きく逃げてDFの裏をつき、GKを観察してシュートを狙うなど、プロレベルの再現性の高いトレーニングを取り入れることができます。
■1対1で突破するだけではなく、周りを活かす練習法とは?
2対2や3対3であっても、どのように1対1を使っていけば数的優位が生まれるかを考えながら練習をしていますか?
このパートでは、状況判断をしながら、対1からドリブルでDFを崩して、他の選手にパスに繋げるかを解説しています。
シュートを狙いにいく感じで崩し、バランスよく周りを意識したプレーでオフェンスの停滞を打開します。
練習の実演を見ながら、石立氏が1対1をどのようなポイントを指導しているかを学ぶことができます。
■オフェンスの連動を意識づける!パス回しをしながらDFに影響させる3対3の練習方法とは?
なんとなく、パス回しをしながら攻めては、パスをカットされて相手にボールを奪われてしまいます。
このパートでは、パス回しの段階で状況を観察し、仕掛けるタイミングを図る方法を実演しています。
そこでDFを広げる位置取りやポジションチェンジなど1対1に連動したオフェンスが可能になります。
■常に展開を考えさせる!1対1の崩しから連動するオフェンスとは?
ハンドボールでは展開を先読みしたオフェンスが重要になります。
ただ、練習試合を繰り返していても、選手の意識は変わりません。
実戦形式のトレーニングにおいて、1対1を仕掛けるタイミングで個々の選手がスピードアップして次の動きを意識する力を身に付ける方法を解説します。
常に相手よりも先手をとったメリハリあるプレーをすることで、優位にプレーを進めることが可能になります。
■複雑なゲーム形式の練習中に、指導者が伝えるべきポイントとは?
ゲーム形式の練習の参加人数が増えると選手たちの抑えるべきポイントもぶれてしまいがちです。
このパートでは、ポストが動く場合と動かない場合の戦術的要素を加えたトレーニング方法を解説します。
ゲーム形式のトレーニングでポストプレーの経験値を高めることで、相手DFの特徴やプレー状況に合わせて数的有利を作り出す効率的なオフェンスが可能になります。■混み合うゴール前で、ポストを絡めた効果的なオフェンス練習方法とは?
混み合うゴール前での攻撃で最も難しく重要なポジションが「ポスト」です。
このパートでは、ポストで相手のディフェンスを崩しシュートスペースを確保したり、自らシュートを打ったりする練習方法を解説します。
ポストアウェイで1対1を仕掛けたり、ポスト中継から逆パスによる中継戻し、ポストのパスフェイトなどを駆使して、プロレベルの連動性の高いオフェンスのトレーニングを取り入れることができます。
■一流のセンタープレイヤーはこう考える!センタープレイヤーが1対1で周りをどう活かすかを解説。
日本を代表するセンタープレイヤーとして、石立氏がどのような考えで、センタープレイヤーとして自分の1対1で周りをどう活かすかを紹介。