スモーキーかつすっきりした香り。別名は乳香、オリバナム、ルバーン。乳香の木から採れる樹脂を利用します。
古代エジプトの神殿や、一部のキリスト教の教会では、フランキンセンスが場を浄化する聖なる香りとして焚かれてきました。イエス誕生の時、東方の三賢人が贈りものにするなど言い伝えがあります。上品で落ち着きのある香り。
TIPS
限られた人だけに許されるという乳香の採集は、専用の平たいナイフ「マンカフ」で木の皮を薄く削り取ります。皮を削るとのぞく緑色の木肌をさらに剥がすと、茶色の肌があらわれます。削ったところからはじわじわと白い樹液がにじみ出て、これが乳香の樹脂です。
約1、2週間すると、白い樹液は涙のしずく状に固まり、固まったところをマンカフで丁寧にそぎ落とします。
マンカフで傷ついたところからまた樹液がしみ出し、それをまた収穫するというように、作業は約1ヶ月間続きます。
10mlは生活の木の精油で最も主要なサイズです。