ビッグ ピート 46% 700ml ダグラスレイン社 正規代理店輸入品 アイラモルトバッテッド(ブレンデッド)スコッチウイスキー 在庫限り

ダグラスレイン社の生産量限定のバッテッド・モルト。
アイラモルトのみ、主に4種のバッテッド。
なんとポートエレン1983を含む、アードベッグ、カリラ、ボウモアの4種。
ポートエレン以外のビンテージ、並びに配合比率は不明。
ノンチルフィルターでボトリング。
96点を獲得し“生きている間に出会えて良かったと思えるような、スーパースター的ウイスキー”となる。
BIG PEAT(ふんだんなピート)とBig Pete(ピートおじさん)をかけたジョーク交じりの言葉遊びをラベルに表現するため、地元アイラ島のおじさんをイメージしたインパクトのあるイラストを採用。
香り:最初はフレッシュ。
次第に甘い潮風に変化していき、木を燃やしたときの煙のような香りも感じられる。
味:初めは甘く、それから灰、タールの風味がはっきり現れる。
フィニッシュ:しめった焚き火の灰、潮だまり。
それに加え、より強くタールの風味が続く。
【BIG PEAT】


まさにアイラのドリームチーム。
ビッグピートは、スコットランドにある「ダグラスレイン社」から販売されているブレンデッド・モルトウイスキーです。
使われている全ての原酒がアイラ・モルトであることが大きな特徴であり、グラスに注ぐと強烈なピート・スモーク香が感じられます。

味の特徴
ビッグピートはアイラ特有の塩辛い味わいの中に隠された、バニラクリームや糖蜜のような甘さが特徴のウイスキーです。
中盤からはレモンピールやレーズンのような、フルーティーな風味もほんのりと感じられます。

香りの特徴
ビッグピートは鼻を近づけると眩暈がするような、強烈なピート・スモーク香が堪能できるウイスキーです。
焚火のような凄まじいスモーク香は口に含むと瞬く間に鼻や口に充満し、しばらく消えることはありません。

喉ごし・フィニッシュの特徴
ビッグピートはまるで喉に爆弾を投下したかのような、凄まじいピートの刺激感ある喉ごしが楽しめるウイスキーです。
アタックはかなり刺激が強い傾向にありますが、後半からフィニッシュにかけてはフルーツや糖蜜の甘いニュアンスが口の中に広がっていきます。
余韻は長く、甘くまったりと続きます。

ビッグピートのおすすめの飲み方は「トワイスアップ」です。
トワイスアップにするとビッグピートが持っている辛さが和らぎ、甘みが花開いてとても飲みやすくなります。
なお、独特の辛みや刺激が強いため、ビッグピートをストレートで飲むことはおすすめできません。


ざっくり覚える!

国内外で高い評価と安定した人気を誇るウイスキーボトラーズ「ダグラスレイン社」がリリースしているブレンデッドモルトウイスキー「ビッグピート」。
スコットランドのご当地ブレンデッドモルトシリーズリマーカブルリージョナルモルトシリーズの「アイラエリア担当」。
その名のとおり、ピートの効いたアイラモルトのみをブレンドした大変スモーキーな商品です。

ピートフリークを瞬く間に虜にした大人気シリーズで、アイラモルトを口中に体験してみたい…という方にはぴったりのブランドといえるでしょう。
一口飲めばアイラモルトが好きか苦手かハッキリとわかるはず。
またアイラモルトを好んで飲む方は、使われている蒸溜所の原酒を探りながら飲むのも一興です。

名門ダグラスレインの看板商品と言っていいでしょう。
非常にクオリティの高いブレンデッドウイスキーで世界的にも人気です。

発売当初、人気の閉鎖蒸溜所であるポートエレンの1982年〜1983年が入っているという謳い文句で一気に販売数を伸ばしました。

その香りはまさに「スモーキー&ピーティ」。
朝霧が漂う海辺の潮風と、浜辺でくすぶる小さな焚火の香り。
レモンとしめ鯖のような酸。
口当たりはクリアでライト、とても飲みやすい。
オイリーでドライでスパイシー。
しょっぱいですが、加水でぐっと甘みが増します。

スタンダードの熟成年数は5年以上10年未満の若いものが中心なので樽感があまりなく、飾り気のないストレートなアイラモルトブレンドというイメージです。

おすすめの飲み方はトワイスアップ、もしくはハイボール。
この潮の香と甘じょっぱくオイリーな質感は海鮮料理にもよく合います。
ボンゴレなどのシーフードパスタや、たらこパスタなどと一緒にいただきたい。

最近では12年をはじめ、25年オーバーの長期熟成品も出てきましたが、丸くなりすぎてビッグピートらしさは今一つのように思えます。
強烈なピートとスイートさ。
そしてキレの良さとショートな余韻が魅力だと思っているので、スタンダード品が一番個性的かなと思っています。
食事に合わせやすいピーティなハイボールを飲みたいときにはこいつに限ります。

リリースする時期や製品によって、ラベルデザインが変わるのが特徴で、ラベルに描かれたおじさんが様々なコスプレをします。これがまた楽しい。
今やおじさんは世界各国を旅し、各地の名物行事とコラボするご当地シリーズを次々リリースするようになりました。

日本でもスカイツリーと花火をバッグに浴衣をきたおじさんがミスマッチ(笑)な「東京エディション」、祇園祭をバックにレモンハイボールを楽しむ「京都エディション」などが発売されています。
いつか、あなたの街にもピートおじさんが現れるかもしれません。

どこで作られているのか?

1990年以降、シングルモルトブームで特に注目を浴びたのが、スコットランドのアイラ島で造られているウイスキーたちでした。
そのウイスキーたちの特徴は個性あふれる「スモーキーなフレーバー」。
アイラ島では大麦麦芽を発芽・乾燥させる際にピートを炊き、このとき発生する煙が麦芽にスモーキーな風味を宿します。
そしてこの麦芽を使って造られたウイスキー原酒にも独特の燻香が宿るのです。
アイラ島で採れるピートは炭化した海藻が含まれているため、うがい薬のような独特のヨード香がするのも大きな特徴です。
スモーキーでヨード感漂うアイラモルトは万人受けする味ではなく「好きか嫌い」がはっきりと分かれる味わいです。

クセの強い個性を受け入れられない方も多いですが、「この味こそがウイスキー」とアイラモルトの虜になる人も多いのです。
ビッグピートはそんなアイラモルトの強い個性をまとめて詰め込んだ贅沢なブレンデッドウイスキーなのです。

ビッグピートのラベルのおじさんと名前の由来

ビッグピートはボトルラベルに髭を生やしたおじさんのイラストが描かれています。
頭の気よりも髭の方が濃い、わし鼻が特徴的なおじさん。
これはアイラ島に住むおじさんをイメージしたものだそう。

強い風に吹かれて厳しい表情をしたおじさんのイラストは一度見たら忘れないインパクトを与えます。
またブランド名BIG PEAT(大きなピート)はこのおじさんに由来しています。
なんでも同じ発音の「ピートおじさん(BIG Pete)」にかけてつけられたブランド名だそうです。
おじさんの名前はピートというんですね。
少しふざけたネーミング、そしてデザインですがこれらがビッグピートの人気の一因となっていることは間違いありません。

ビッグピートの歴史

ビッグピートを作っている「ダグラスレイン社」はグラスゴーに拠点を置く瓶詰め(ボトラーズ)業者です。
1948年の設立以来、「キング・オブ・スコッツ」、「ジョン・プレイヤー・スペシャル」などのブレンデッドウイスキーを世に送り出してきました。
シングルモルトでは「オールド・モルト・カスク(OMC)」シリーズが有名で、こちらはすべてシングルカスク、アルコール度数50%に調整して造られています。

90年台半ばから始まったシングルモルトブームで注目を集めたのはアイラモルト。
そのピーティでスモーキーな強烈な個性はピート・フリーク(ピート中毒者)と呼ばれる多くのファンを生み出しました。

彼らに応えるため2009年にダグラスレインがリリースしたのがビッグピートだったというわけです。
しかしビッグピートがリリースされてから4年後の2013年5月、ダグラスレインは

ダグラスレイン社
ハンターレイン社
の2つに分社化してしまいます。

ダグラスレインはスチュアートとフレッドのレイン兄弟が始めた会社でしたが、ここから別々の道を歩み始めたのです。

これまでの主軸だった“オールド・モルト・カスク”と“オールド&レア”という二つのブランドはハンターレイン社が引き継ぐこととなります。

ダグラスレイン社のメインブランドはブレンデッドの

オールド・パティキュラー
エグゼクティブ・デシジョン
シングルマインテッド
そして今回紹介しているビッグピートを含むリマーカブルリージョナルモルトシリーズなどが主力となっています。

ビッグピートの製法

ビッグピートに使用されている原酒は4種類、そのすべてがアイラモルトのみで構成されています。
ヴァッティングの比率や熟成年数については明かしていませんが主な構成は

ボウモア
カリラ
アードベッグ(熟成年数16年以上)

となっており、アードベッグだけ熟成年数が明かされている状況です。

この3つの蒸溜所は生産能力が高く、国内のスーパーや酒屋にも並ぶメジャーなアイラモルトです。
そして残る一つの蒸溜所の原酒は「ポートエレン」のもの。
ウイスキーマニアの間では知らない者はいないと言われる伝説的な蒸溜所です。

ウイスキー人気の低迷により1983年に閉鎖、1987年に解体されてしまいましたが、1825年に設立し古くからアイラ島で稼働した蒸溜所の一つです。
蒸溜所が閉鎖された後も樽詰めされた原酒はボトラーズ社などで取り扱われていました。
閉鎖から37年が経った今、ボトラーズからリリースされていた原酒も枯渇し始め、「幻のアイラモルト」として市場やオークションサイトでは高値で取引されています。

比率としてはほんの僅かだとは思いますが、超希少とも呼べるポートエレンのモルトが使われているという事実はウイスキーファンにとってはたまらなく嬉しいことですよね。

主な原酒の構成はこの4つですが、その他、複数のアイラモルトが少しずつ使われています。

現在ビッグピートから様々な限定品がリリースされていますが、このボトルが元祖でありフラッグシップ的なボトルとなります。
2009年にリリースされて以来、根強い人気のアイラだけの原酒で構成されたヴァッテッドモルトウイスキー。
ウイスキー評論家ジム・マーレイ氏が96点をつけたクオリティは半端ではありません。

ラベルの「ピートおじさん」からは一見ふざけているようにも思えますが、これは完全にダグラスレイン社の遊び心であり内容はアイラモルトの魅力や個性をギュギュッと詰め込んだ素晴らしい風味に仕上がっています。

鼻を近づけるだけでグラッとのけぞるような強いピート香、まるで焚火のようなスモーク、それだけではなくレモンピールの柑橘やバニラなどのアロマもしっかり感じます。
味わいは最初にピート爆弾、鼻腔に煙が充満した後、バニラクリーム、レモンピール、レーズン、糖蜜などが現れて広がり、長い余韻を楽しめます。

ボウモア、カリラ、アードベッグ、そして今は亡きポートエレン…
アイラモルトの「いいとこ取り」をした大変よくできたボトルです。


これらの情報は、https://www.barrel365.com/bigpeat/の記事を拝借しました。