中学校 「動き」のある道徳科授業のつくり方

磯部 一雄 著/杉中 康平 著

平成31年4月より全面実施を迎えた中学校の道徳科。新たなキーワードとして「道徳的行為に関する体験的な学習」の充実が挙げられているが、中学校段階の思春期という成長段階では、「自己表現」へのためらいや、「お遊戯的」な演技を生徒がやりたがらず、教材の複雑化、長文化も相まって、現場の先生方も「体験的な学習」を道徳科の授業に取り入れるのに躊躇するという傾向が強い。そこで本書では、「場面の再現化」やホワイトボード・マグネットを活用した「対話・交流」によって,生徒の「心」を動かす「簡単に」実践できて、効果的な「動き」のある授業手法を紹介する。

・中学校10教材
・特別支援学級3教材
の「動き」のある授業実践を掲載!
第1章 「動き」のある道徳科授業のつくり方 理論編1 「動き」のある授業とは 0062 「動きのある授業(実際) 0193 「動作化・役割演技」等の体験的な学習の現状と課題 0264 提案! 「動き」Iのある授業 0345 道徳科における「評価」の現状と課題 0436 提案! 「動き」IIのある授業 0487 「教科」時代の特別支援学級における道徳科授業の現状と課題 0548 特別な支援を要する児童生徒一人一人が、人間としての生き方の考えを深めることができる道徳科授業の実施に向けて 058第2章 「動き」のある道徳科授業のつくり方 実践編ある日のバッターボックス(1年生) 064バスと赤ちゃん(1年生) 074一冊のノート(2・3年生) 086銀色のシャープペンシル(1年生) 098誰かのために(1・3年生) 108二通の手紙(2・3年生) 120二枚の写真(1年生) 130背番号10(3年生) 140仏の銀蔵(1・2年生) 152夜のくだもの屋(1・2年生) 164言葉おしみ 雰囲気を和らげる「お先に。」の一言(特別支援学級) 176ぱなしの女王(特別支援学級) 186一冊の漫画雑誌(特別支援学級) 196