国語授業イノベーションシリーズ 子どもの「全力」を育てる 国語科指導ことば50

土居 正博著
国語授業イノベーションシリーズ 子どもの「全力」を引き出し、「成長」を促す「国語科指導ことば」を提案!
もくじ刊行に寄せてまえがき第1章 国語授業は「指導ことば」で変わる! ? 授業で学級をつくろう ? 国語科の授業でこそ学級をつくれる!―なぜ「国語科→全教科」なのか― ? 一般的な国語の授業の問題点とは何か ? 国語科授業の問題点を指導ことばで克服する! ? 本書で紹介する「国語科指導ことば」の特質第2章 授業で使える「指導ことば」50 話すこと・聞くこと  1 「今、○○さんの言ったことを言える人?」  2 「今、○○さん(先生)の言ったことを隣の人に話してみて」  3 「「〜〜〜」と言ったのは誰だったか分かる人?」  4 「○○さんの発言がよかったねえ。何と言っていたか分かる人?」  5 「今、○○さんは(先生は)いくつのことを話したか言える人?」  6 「今〇〇さん(先生)が言ったことは、つまり……?」  7 「今〇〇さん(先生)は、どんな話す工夫をしたでしょう」  8 「(出された意見の中から)これだけは間違えている!というものがある人?」  9 「今の〇〇さんの意見に賛成か、反対か。(少し時間をとって)賛成の人?」  10 「今の〇〇さんの意見に対してどう思うか。言える人?」  11 「ここ、音読できる人?」  12 「先生の方だけを見て、ピシッと手を挙げましょう」  13 「人前で話すときは、文で話します」  14 「頭括型で発表しましょう」  15 「聞いている人が分かっているかどうか、途中で確認しながら、話そう」  16 「(ペアでの話し合いの後)隣の人の意見を言って」  17 「(グループでの話し合いの後)一斑、〇〇さん、班の意見を言って」  18 「話し合いのいいところを見つけよう」  19 「今の意見、分からない人?素晴らしい!」  20 「今の意見、分からない人起立。分かったら座ってね。他の人、説明しよう」 書くこと  21 「人生で一番たくさん書く字は何でしょう」  22 「ダメ」  23 「考えをまとめてから書くのではありません。書くから考えがまとまるのです」  24 「配膳台をじっくり見つめて、考えたことを書いてみよう」  25 「この紙だけじゃ書ききれない人、線と線との間に線を引いてごらん」  26 「どこがダメかな」  27 「題名がつけられるものを書こう」  28 「3分間のことを書いてごらん」  29 「先生も書きますよ」  30 「〇〇括型で書いてごらん」 音読  31 「もっと息を吸いなさい」  32 「息を遠くまで届けます」  33 「読んでいる先の文字を見ましょう」  34 「音読が上手い人は、文章を深く読めます」  35 「題名は高く、作者は低く読むとカッコいいよ」  36 「日本で一番音読が上手いのは誰でしょう」  37 「句読点だけで休みます。それ以外は一息で読みます」  38 「今度は、聞いている人が分かりやすいところで区切ってごらん」 漢字  39 「漢字を書けるようになるために一番初めにすべきことは?」   40 「書き順はなぜ重要なの?」  41 「横に練習していきなさい」  42 「その漢字が入った熟語、三つ言ってみて」  43 「なぜこの送り仮名なの?」 読むこと  44 「国語には不正解があります」  45 「登場人物は重要だと思う順に並べてごらん」  46 「〜〜と書いてあるからです。は理由になっていません」  47 「たった四文字でガラッと変わるのです」  48 「一番具体的なのはどこ?一番抽象的なのはどこ?」  49 「表は何段にしたらいいですか」  50 「(学年便り等を配り)自分で読みなさい。そのために国語を勉強しているのです」 おわりに