思考と表現を深める 算数の発問

盛山 〓雄 著/130ページ /A5

子どもの言葉に返す、シンプルな「問い返し発問」で子どもの思考と表現を深める。
思考を促す授業のカギは教師の発問にあり! さり気ない問い返しと、目的を意識した新規の発問で紡ぐ算数の授業のすべてがわかる! 算数の発問の基礎から応用までが詰まった1冊。
はじめに 2

目次 4

Chapter 1 発問とは何か? 7
1 発問とは何か 8
2 発問の考え方の変遷 10
3 発問と質問のちがい 12
4 発問の役割 14
5 発問の大きな捉え方 16


Chapter 2 新規の発問と問い返し発問 19
1 新規の発問の連発は禁物 20
2 算数における定番の発問 22
3 新規の発問の長所と短所 24
4 問い返し発問への気づき−子どもに寄り添うとは− 26
5 問い返し発問の分類 28
6 問い返し発問でめあてづくり 30
7 誤答を活かす問い返し発問 32
8 「解釈の活動」で全員理解を 34
9 新規の発問と問い返し発問の合わせ技 36
10 問い返し発問とゆさぶり発問 38


Chapter 3 問題提示場面で使う発問 41
1 答えでなく数量の大小関係を問う 42
2 □を使って数値を子どもに決めさせる 44
3 条件不足・条件過多の問題 46
4 選択肢を用意して判断から始める 48
5 意図的につくるズレから本質にせまる 50


Chapter 4 発表・検討場面で使う発問 53
1 ペアでの話し合いを形式的なものにしない 54
2 数学的表現の役割分担 56
3 解釈の活動から新しい発想をつくる 58
4 立場を問う 60
5 ヒントを問う 62
6 子どもが言いやすいように問う 64


Chapter 5 振り返り、統合・発展場面で使う発問 67
1 授業の導入時の振り返り 68
2 授業の展開時の振り返り 70
3 授業全体を振り返る 72
4 統合的な考えを育てる発問 74
5 発展的な考えを育てる発問 76

Chapter 6 思考と表現を深める発問の実践 79
1 1年[たすのかな ひくのかな] 「どんな問題になるかな?」 80
2 1年[ひき算] 「どちらの方が多いの?」 84
3 2年[ひき算の筆算] 「答えが□の段になったら当たり!」 88
4 2年[かけ算] 「隠れている数の合計はいくつ?」 92
5 3年[かけ算の筆算] 「答えが1小さい式を考えよう!」 96
6 3年[二等辺三角形] 「開いた形はどんな形?」 100
7 4年[わり算の筆算] 「全部わりきれるでしょうか?」 104
8 4年[わり算] 「小数第32位の数はいくつ?」 108
9 5年[正多角形と円] 「正2.4角形ってどんな形?」 112
10 5年[単位量当たりの大きさ] 「どちらが混んでいるのかな?」 116
11 6年[円の面積] 「3倍の面積を考えよう!」 120
12 6年[比] 「なぜおかしいと言われたのかな?」 124

おわりに 128
著者紹介 129