こじれた仲の処方箋
全米ベストセラー心理学者が教える、こじれた人間関係への対処法。"あの人"へのわだかまる気持ちをほぐします。
はじめにCHAPTER01 「ごめんなさい」にもいろいろある・【簡単】人間関係をスムーズにする謝罪未満の「ごめんなさい」・【ふつう】悔やんでいることについての「ごめんなさい」・【難しい】過去を蒸し返し、相手の人生に立ち入る「ごめんなさい」CHAPTER02 人をいらつかせる謝り方・【その1】言い訳の畳みかけ・【その2】お気持ちに気づかなかったアピール・【その3】自分は悪くない可能性を含ませる・【その4】謝罪の対象がずれている・【その5】許してもらおうとするCHAPTER03 関係を壊してしまう謝罪・涙が逆効果になるとき・「埋め合わせ」の大切さ・不足のない謝罪とはCHAPTER04 批判を受けているときの対応を考える・”謝罪もどき”は事態の悪化を招く・批判を受け入れる意思表示の方法・相手の言い分に納得がいかない場合・自己防衛に走ったと思われないための12のアドバイスCHAPTER05 謝らない人々の知られざる生態・家族の影響・「本物の男は謝らない」というジェンダーロール・完璧主義という問題・自尊心が低いがための自己防衛・「恥ずかしさ」が邪魔をする・良心の呵責が感じられない人たち・自身の過去に責任をなすりつける・謝らない人へのアプローチCHAPTER06 謝罪を導く立ち回り方・【その1】紛れもない事実だけを伝える・【その2】罪を憎んで人を憎まず・【その3】批判の矛先はひとつに・【その4】しゃべりすぎない・【その5】感情の爆発が思わぬ突破口になる・【その6】恥をかかせてはいけない・責任範囲の混乱という厄介な問題に取り組む・【その7】謝罪を強要してはいけないCHAPTER07 謝罪を受け入れるということ・「謝ってくれてありがとう」と言おう・自分の子どもに謝り方を教えるには・他人の謝罪を細かく分析してはいけない・謝罪を示す方法は言葉だけではない・謝罪を受け入れることと和解することは違う・「あなたの謝罪は受け入れられません」と言う勇気・姿勢は寛大すぎるくらいにCHAPTER08 こじれたふたり――先に謝るべきなのはそっちでしょう?・喧嘩のはじまりはどこにあるのか・責めてくる人への正しい対応・我慢できる限界を伝える・ふたりの「違い」を尊重する・最初は見せかけの謝罪でもよい・解決にスピードは必要ないCHAPTER09 勇気ある謝罪――母を許せない娘と娘に謝りたい母の事例から・あえて触れないという優しさ・どんな会話も無駄にならないCHAPTER10 ”許す”ということ・「許したい」という言葉の本意・許すと手放す――禅の逸話より・”許した”とはどんな状態か・傷ついた側の人が必要とする言葉・”許す”のグラデーション・許すことを知らない根に持つ人々・許せないことを悩まないでCHAPTER11 心の平和を見つけるには・ものごとを個人的な因果関係に落とし込まない・傷ついた側が、傷つけた側を理解しようとする苦しみ・精神科診断の功罪・怒りにしがみつくほうが楽という矛盾・なぜ別れた相手を憎むのをやめられないのか・許す以外の道CHAPTER12 「ごめんなさい」の先にあるもの・謝らないことが招く悲劇・修復を求める謝罪・求めない謝罪・謝罪と愛謝辞原注