文学の教材研究コーチング 長崎伸仁 × 桂 聖

長崎 伸仁著/桂 聖著
第1章 文学教材をどう読むか  文学教材での教材研究のポイント  「スイミー」(2年)を例に  登場人物――「だれ」の心情を読むのか  心情を考える「根拠」は、どこにあるのか 第2章 本格的な教材研究のレッスン    ――「海の命」(6年)をどう扱うか――  「海の命」(M社版)と「海のいのち」(T社版)  「語り手」の存在  物語の「主題」  「海の命(いのち)」の原作「一人の海」について  場面の区切り方  発問の在り方  授業構成の在り方  理想的な板書の在り方  指導目標の立て方  第3章 学年別 文学の教材研究  実は、主役は「きこり」だった? 1年 「たぬきの糸車」  「しあわせ」のキューピットは「かたつむりくん」!? 2年 「お手紙」  「じさま」の病気は「仮病」…!? 3年 「モチモチの木」  物語をドラマチックにしたのは「加助」!? 4年 「ごんぎつね」  「鳥小屋」と「おり」の違いも学習のポイントに…!? 5年 「大造じいさんとガン」  仕掛けは「手紙」!「わたしの思い」を育ての親への返信、ヒロ子への手紙に込めて! 6年 「ヒロシマのうた」 第4章 文学の教材研究に求められるものとは  対談 長崎伸仁 × 桂 聖   教材研究のための発想源とは  教材解釈の観点は多様である  中心人物の心情は、周囲の人物とのかかわりから考える  登場人物の気持ちを直接尋ねてはいけない  「脇役」が物語を動かしている  作品を通して「読み方」を教える  一次〜三次のつながりを大事に  発問には仕掛けを盛り込んで楽しく 対談を終えてあとがき