中学校理科 9つの視点でアクティブ・ラーニング
田代 直幸編著/山口 晃弘編著
アクティブ・ラーニングを理論的に整理し、豊富な実践例を9つの視点でわかりやすく解説。新しい理科の扉を開く鍵が、この一冊に!
■もくじ はじめに本書の使い方第1部 理論編 再発見!アクティブ・ラーニング 1.「アクティブ・ラーニング」がやってきた! 2.アクティブ・ラーニングで活性化する理科授業 3.アクティブ・ラーニングの考えを生かした単元の指導計画と評価第2部 入門編 アクティブ・ラーニングを取り入れる視点 視点(1)感想カードを書く 視点(2)小テストで確認する 視点(3)ペア(グループ)で話し合いをする 視点(4)A、Bどちらかを“選ぶ” 視点(5)コンセプトマップやマインドマップで振り返る 視点(6)学んだことをプレゼンする 視点(7)“意外性”に気づく 視点(8)“身近な”素材で興味をもつ 視点(9)生徒自らのアイデアを生かす 視点(10)先生のオリジナル アクティブ・ラーニングを取り入れる9つ+αの視点 チェックシート第3部 実践編〈初級〉 アクティブ・ラーニングで授業の幅を広げる1年 (1)音の性質 糸電話で、声を伝わりやすくするにはどうすればよいか −声は空気の振動によって伝わる− (2)状態変化と熱 温度が変わると粒子のふるまいはどう変わるだろうか −状態変化における粒子概念を理解させる− (3)身の回りの物質とその性質 3層の色水をつくろう −密度の違いによって、3層の水溶液をつくる− (4)生物の観察 顕微鏡を使いこなそう −小テストで観察実験器具の操作を習熟させる− (5)火山活動と火成岩 足跡の「砂」からわかる犯人の情報を報告せよ! −火成岩の成分は、マグマの性質によって異なる−2年 (6)酸化と還元 酸化銅の還元を演じて表現しよう −酸化銅の還元における酸素のやりとりを理解する−3年 (7)原子の成り立ちとイオン 原子の構造はどのようになっているのだろうか −原子の構造の立体模型を作製する−(8)様々なエネルギーとその変換 物体がもつエネルギーを変化させる条件を調べよう −力学的エネルギーの変換を理解する−第4部 実践編〈上級〉 アクティブ・ラーニングで授業の質を高める1年 (1)圧力 噴水の原理を解き明かそう −大気圧の知識・理解を活用する− (2)身の回りの物質とその性質 プラスチックを鑑定せよ! −物質の性質や変化の調べ方の基礎を身につける− (3)火山活動と火成岩 火山の形はどう決まるか −火山の形に違いができる理由を既習の科学的な概念を用いて説明する−2年 (4)酸化と還元 木炭の燃焼を粒子モデルで考えて表現しよう −課題を解決するための教師の支援− (5)化学変化と熱 化学変化と熱の関係を考えよう −エネルギーモデルによる視覚化− (6)化学変化と質量の保存 化学変化の前後で質量が保存されることを証明せよ! −気体が発生する化学変化でも質量が保存されることを証明する実験の方法を考える− (7)生命を維持する働き バランスのよい食生活を考えよう −体内で物質はどのように移動したり変化したりするのか説明する− (8)脊椎動物の仲間 鳥になる、鳥をまねる −動物の体のつくりの理由と生活環境を考える−3年 (9)化学変化と電池 条件を変えて、いろいろな化学電池をつくろう −液体と金属板の組み合わせを考える− (10)惑星と恒星 惑星の自己紹介 −太陽系の惑星を理解する− (11)月の運動と見え方 月の満ち欠けを説明しよう −月の公転と見え方を関連づけて理解する−全学年 (12)「実験シート」への記述を通した科学的思考力・表現力の育成 −「フックの法則」の学習実践・グラフ指導を中心に− おわりに編著者・執筆者紹介