転写紙の絵具を生地に定着しやすくするために、素焼生地の表面を水で湿らせます。
転写紙の絵具がのっている面が「表」で、作品に転写する面になります。
転写紙の表を素焼生地にあて、水分(少し温めのお湯を使用すると良い)を含ませたスポンジなどで、絵具が素焼生地にしっかりと密着するように抑えるようにして転写します。 分厚い盛りのある転写紙は、絵具の中に十分に水分を染み込ませるために一瞬(1秒程度)だけ転写紙を丸ごと水の中に入れてから転写してください。絵具がしっかりと素焼きに転写されない場合は、ピンホールの原因となりますのでご注意ください。
絵具が素焼生地にしっかりと定着しているのを確かめながら、ゆっくりと和紙をはがしてください。和紙は湿っている状態で生地からはがしてください。
転写後は1日以上、置いてから施釉する事をお薦めします。雨季の場合は2日以上置いて、十分に乾かしてから、釉薬を掛けてください。
余った転写紙は、ビニール袋等に入れて、本や新聞紙等で重しをして保管ください。 |