モデルアート社 飛行機模型スペシャル No.41

飛行機模型スペシャル NO.41

●特集:タンクバスター 対戦車専用航空機の栄枯盛衰

WWIIにおいて、戦車は陸上戦闘の要であり、主力兵器として絶対的な存在だった。戦車全般の弱点として上面装甲の薄さが挙げられるが、ここを攻めるには空からの攻撃、航空機による攻撃が効果的であるとされ、様々な専任機が開発された。既存の機体に大口径の機関砲を装備した改造機は数多作られ、非常に高い効果があったと言われている。冷戦期になると、新たに登場したヘリコプターに安定性と機動力が備わり、性能が向上したロケット弾やミサイルを装備した攻撃ヘリがその任務に当たることになり、著しい進化を遂げた。しかし冷戦期の、核兵器ありきの戦略下に於いて、主力戦闘機、攻撃機はそれに準じた設計開発となり、近接航空支援や地上攻撃などは軽視されていた。その中で戦訓などから再び必要性は高まり、A-10とSu-25が誕生した。昨今の誘導兵器のさらなる発達、そして無人ドローン機の本格運用で、「対戦車専用航空機」は終焉を迎えてしまうのか…。今号では、第2次世界大戦期から現代までの「対戦車専用航空機」の系譜を、代表的な機体の作例を交えて辿ります。
【作例】
九七式司令部偵察機一型  ファインモールド1/48
百式司令部偵察機III型   タミヤ1/48
E.E.キャンベラPR.9    エアフィックス1/48
U-2Dドラゴンレディ    AFVクラブ1/48
M-21マザーグース&D-21  ハセガワ1/72
MiG-25RBTフォックスバットB ICM1/72
M-55ミスティックB    モデルズビット1/72
RQ-4Bグローバルホーク  キネティック1/48

解説
戦略偵察機の系譜
塗装とマーキング集

次号、飛行機模型スペシャルNo.32では、「戦術偵察機」「戦略偵察機」「電子偵察機」に大別される「偵察機」の中から「戦略偵察機」にスポットを当て、その系譜を辿ってみます。

★ニューキットセレクション
ファインモールド1/72 F-4EJファントムII

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