ティラキタ買付班がネパールで見つけためちゃくちゃ辛くて旨い調味料です。一口食べると強烈な旨味の後にとんでもない辛さが襲ってくる…ウマい!辛い!シビれる!ウマい!と口の中がパニックになってしまいました!激辛ファンの方にぜひ召し上がっていただきたい一品です。
こちらはネパール特有のスパイス「ティムール」と唐辛子をマスタードオイルに漬け込んだ「アチャール」(漬物)の一種。ティムールにはグレープフルーツやシトラスといった柑橘のような香りがあり、花椒のようなしびれる刺激があります。それが単なる激辛にさらなる奥行きを加えているのですね。
とっても辛いのでまずはごく少量からお試しください!おすすめの食べ方は第一にはネパールの豆スープ「ダール」にほんの少し混ぜる食べ方ですが、味噌ラーメンなどにもよく合います。ぜひいろいろな料理に合わせてみてくださいね。
■旨辛しびれ調味料との出会い
今回はネパールのヒマラヤの中で採れるネパール山椒ティムールとの出会いから、ティラキタで紹介出来るようになるまでの話をしたいと思います。
ネパールにはティムールという山椒があるらしい。そういえば、ネパールにはそば粉もあるというし、インドとは違った、日本に似たような植生があるような気がするぞ
知識として知っていたネパール山椒ティムールですが、つい先日、ネパールのラムさんが
ティラキタさん、ティムールって知ってます? ネパールの山で取れるスパイスなんですが
手元にティムールのアチャールがあるから、ちょっと食べてみてください
と紹介してくれたのでした。
辛いと聞いたので、恐る恐るちょっと摘んで食べてみると…口の中には濃厚な旨味がまず立ち現れ、そして鮮烈な山椒の香りが次にやってきて、最後に唐辛子の辛味が強く残りました。
何だこりゃ!!! 旨い!! でも辛いー!!!!! 旨い! 辛い! しびれる!!!
美味しいでしょ? ネパールの人たち、これが大好きなんだよ
ネパールと言ったらダルバートが有名だけど、こんな調味料もあったとは!!
ダルバートに一匙かけて、ご飯といっしょに食べても美味しいんだよ
これ、食べるラー油みたいな使い方ができそうだけど。もっともっとパンチが効いていて旨いけど辛い!!!!
激辛好きの人にはたまらない一品だな。でも、辛いのが苦手な人にはおすすめできない、人を選ぶやつだな。
面白いし、美味しいし。日本にまだ紹介されていないから、ぜひ紹介したいなぁ…
ということで、いたく感銘を受けたティラキタ買付け班、まだ日本ではほぼ知られていない未知の調味料、ネパールの山椒ティムールの輸入を決断したのでした。
■ネパールにはヒマラヤ山椒がある
ティムール(timur/timmur/timut)はヒマラヤ山椒とも呼ばれるネパール独特の山椒です。グレープフルーツやシトラスといった柑橘のような香りがあり、花椒のようなしびれる刺激があります。
ティムールの香りは、クリアで鮮烈。清潔感。鼻腔を通り越して脳の気持ちいいところに作用する香りです。
と思って、調べてみたら、ネパールのヒマラヤ山椒ティムールと、中国の花椒(ホアジャオ)、日本の山椒は同属別種で、別のものなのだそう。ネパールの中丘陵地帯に自生するこの香辛料は料理に爽やかな香りと突き抜けるような刺激を加え、ネパール料理をネパール料理たらしめるものとなっています。
花椒に似ているため、悲しいことにネパール本国でも「Sichuan pepper(四川山椒)」という名前で紹介されることがあるのですが花椒とティムールは別種のスパイスなのです。
これは確かに別のスパイスですよ。香気の強さが違いますしね
■ネパールの農村でティムール
ネパールでの、ティムールの選別工程を見させてもらいました。
こちらの麻袋の中に入っているのがティムールで、すでにシトラスの香りにも似た、鮮烈な香