景徳鎮の手描き青花磁器
景徳鎮では1800年ほど前に陶器、1600年ほど前に磁器の生産が始まります。元のフビライ・ハーンの時代、二度の元寇の間にあたる1278年、全国唯一の皇室御用達の磁器を扱う浮梁磁局が置かれます。以降、磁器生産の中心として新しい磁器の技術の研究開発を進め、多くの逸品を生み出してきました。こちらの青花と呼ばれる絵付けをした磁器は、元代に生まれ、明清の時代に最高潮を迎えます。貿易においても重要な産品となり日本はもちろん欧州やアフリカにも広く輸出され、中国を代表する磁器となりました。
現在も景徳鎮といえば、高級品の代名詞、他の生産地にくらべ、一回り高値であることが多いようです。長年質の高い磁器を作り続けた匠人たちの作り上げたブランド力といえるでしょう。こちらは景徳鎮市内にあって1999年から主に手描の絵付け磁器を手がけている工房の品です。
青花品茗杯「松竹梅」
日本で松竹梅というと、日本酒の銘柄だったり、お寿司にウニが入っているかだったりと考えてしまいますが、中国では歳寒三友といい、いずれも寒い冬を耐えしのぶ力強い植物として知られ、高尚な人格を象徴し、また忠節ある友情を表します。松は変わらぬ緑で長寿、竹はその繁殖力から繁栄、梅は他の植物が枯れている折に咲くことから高潔・勇敢という意味がある吉祥模様です。
※磁器には、小さな気泡、へこみや黒点、ムラなどが見られることがあります。大きなものは検品で除外していますが、ごく小さなものは良品とさせていただくことがありますので、予めお知り置きください。
※景徳鎮というのは地名です。品質や材質、認証ではありません。また古代の景徳鎮にあった官窯の製品でもありませんのでご注意ください。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。
容 量 | 35ml(満水65ml) |
サイズ | 径56×高38mm |
重 量 | 42g |
製造地 | 中国江西省景徳鎮市 |