●徳化県の白磁
福建省の徳化県は中国三大磁都のひとつとされ、現在も磁器の生産が盛んな地域。古くは海のシルクロードの出発点に位置し海外貿易によって世界へと広がっていきました。徳化の白磁は器の他に仏像も有名で、象牙白、玉磁などと言われるオフホワイトのものが多いのですが、こちらは上質な土を使い還元焼成した透明感のある白色度の高い白です。
こちらは反りがかなり強い細身の蓋碗です。反りが強いというのは装飾性という意味合いのほかに、湯から持つ部分までの距離が長くなるため、指が熱くなりにくいという実用的な意味もあります。また、普通は皿にへこみがあってそこに碗が載るのですが、この蓋碗は皿にでっぱりがあって、碗の側にあるへこみと合わさる、というちょっとした意匠の工夫も施されています。
※蓋碗のフタは、茶を撹拌したり、ずらして置いて隙間から茶を出すためのものです。そのため斜めの状態で安定する作りになっており、まっすぐに置いた状態では安定しなかったり隙間ができるのが一般的です。予めお知りおきください。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。
容 量 100ml(満水150ml)
サイズ セット時径112×高88、碗径98×高54、蓋径81×高28、皿径110×高18mm
重 量 碗104g、蓋38g、皿112g
製造地 中国福建省徳化県