天香茶行 邦威山古樹2022生(プーアル茶)40g

渋み少なめ、落ち着きの出てきた2022年の生茶タイプです。

健康茶としても有名なプーアル茶

プーアル(普とさんずいに耳)茶は日本でも健康茶として有名な独特な味わいのお茶。中国では栄養補給の意味もあり古くからチベットなど少数民族の間で多く飲まれるお茶として知られています。馬の背に乗せて運んだという歴史的背景もあり、円盤状、レンガ状、あるいは3cmくらいの半球状に圧縮するのが雲南省をはじめとする地域の文化といえるでしょう。でも、圧縮していると適量にするのが大変だったりするので、こちらは手軽に飲める圧縮していない散茶タイプです。

 

生茶と熟茶

プーアル茶にはここ数十年で確立した積み上げて高湿度で菌発酵させる工程を経た熟茶と、古来からある緑茶の製造工程で作り保存しているうちに茶色くなっていく生茶の2種類があります。ダイエット効果が高いのは熟茶の方ですし、価格も手頃で日本では熟茶をみかける機会が多いと思います。熟茶の堆味と言われる独特な味が苦手な方も多いのですが、比較的若い生茶はかなり異なりますので、生茶を飲んだことがないという方はぜひ一度はお試しいただきたいところです。生茶タイプは洗茶といって湯を注いで少ししたら捨て、2回目から飲む、という淹れ方がお薦めです。特有の渋みを軽く流しておいしいところを飲む、という意味あいがあります。

 

邦威山の古樹プーアル茶

こちらはプーアル市の瀾滄ラフ族自治県にある邦威(本当は威の上に山かんむりがあります)山の茶葉。 ミャンマー国境まで40kmほど、海抜は1900mほどに位置する本格的な山の中。雲南省には喬木型といって、高さ10mを超え、樹齢も数千年というような茶樹があり、茶の木は雲南省に始まったという説が有力なのですが、邦威山には樹齢1000年を超える野生種と雲南大葉種・アッサムなど人工的に栽培された種の間の過渡型と呼ばれる木があることで有名です。ちなみに、この木は今でも周りに竹の足場を作って茶摘みがなされています。 さて、話を戻して、こちらは2022年の雲南大葉種、樹齢は100年程度の古樹の茶葉です。生茶といって、古来からある長い年月を経ることで変化していくプーアル茶ですが、1〜2年置くと乾いた茶葉の状態でも良い香りがするようになります。渋みの少なめの茶葉を選びました。軽く洗茶をしてお試しください。

 

 

※中国茶早わかり

中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。

 

 

重 量40g
製造地中国雲南省プーアル市
淹れ方

湯温/100度
茶葉の量/100mlに3g
抽出時間/1回目は10秒ほどしたら捨てる、2回目は1分、3回目は1分10秒。茶の色を見ながらお好みで