徳化県の白磁の蓋碗
福建省の徳化県は中国三大磁都のひとつとされ、現在も磁器の生産が盛んな地域。古くは海のシルクロードの出発点に位置し海外貿易によって世界へと広がっていきました。徳化では器の他に仏像も有名で、象牙白、玉磁などと言われるオフホワイトの白磁が有名ですが、近年はカラフルなものや日本風のものまで様々な器が作られています。こちらは白色度の高い白磁。
蓋碗は緑茶などを飲む一人用の杯としての使い方と、南方に多い急須代わりに烏龍茶などを淹れる茶器としての使い方があります。急須代わりにして烏龍茶を淹れる場合は、20〜50ml程度の小杯を使うため、100ml程度の蓋碗が多いのに対し、緑茶を入れる場合には一回り大きなものを使うことが多いようです。もちろん小さめの蓋碗で緑茶を淹れても問題ありませんし、小さめだと片手での取り扱いが楽なので、お好みでお選びください。 こちらは底が平らで、底から口にかけて反りかえった曲線を描く、定番スタイルのひとつといえる形の蓋碗です。
※蓋碗のフタは、茶を撹拌したり、ずらして置いて隙間から茶を出すためのものです。そのため斜めの状態で安定する作りになっており、まっすぐに置いた状態では安定しなかったり隙間ができるのが一般的です。予めお知りおきください。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。
サイズ | 径108×高90mm |
容 量 | 140ml(満水180ml) |
重 量 | 碗120、蓋40、皿101g |
製造地 | 中国福建省 |